拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

常不軽菩薩-ジョウフキョウ・ボサツ

2011年06月30日 | オレ的アングル
 いい年とったオッサンであるボクにとって 子供とは???

 この設問は、自分の子を持った人と、そうでないボクのような人間とでは また違う意味
 を持つのだろうか。 ボクは自分の子をもたないゆえに 子供は子供で自分の子とか他人の子
 とか分ける必要もなく ただ子供なのだが。

 ボクは独身乞食時代が長かったし、結婚してからも子供が来なかったので、子供のことを
 ことさら考えたことが無かったので、気がつかなかったけど、案外子供好きなのかも。
 最近猫を尊敬しているが、それと同じレベルで子供が好きなのだと思い始めている。

 しかし、ボク自身が子供だったときは、 仲間の子どもが残酷だったり、意地悪だっり
 嘘つきだったり、さんざん嫌な面も見てきていたので  多分子供には ウンザリしていた
 のだと思う。 大人になった今、子供の 見え透いた嘘なんかも 「可愛いい!!!」と
 思えるように 精神的に多少は成長した結果なのだろうか。

 昔、仏教を勉強したとき 法華経?に出てくる ”常不軽菩薩”-ジョウフキョウ・ボサツ
 というのが登場して、どんな人に出会っても 「貴方はいずれ 仏になるべきが故に・・・」
 と言って 合掌して敬った、という。 敬まられた人は気味悪がって 軽蔑したり、迫害
 したのにもかかわらず、その姿勢を変えなかつたというのだ。

 ボクは修行が出来てないので ウンザリする大人に出会うと 思いっきり軽蔑の一瞥を
 与えるのだけれど、猫や子供には ボクは常不軽菩薩になっている。

 その子供たちが、もしかしたら バカな大人のせいで 苦しい未来を迎えなければ
 ならない・・・、そんな事は 許してはならない。
 http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30358134

 http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30537454