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メルドリック・テーラー

2017-05-24 13:46:04 | 日記

メルドリック・テーラーはアメリカの元ジュニアウェルター、

ウェルター級チャンピオンだ。

ロサンゼルスオリンピックで金メダルを取っているが、アマチュア時代

はフェザー級だったから増量してプロに転向したことになる。

1988年にジェームス・マクガートの持つIBFジュニアウェルター

タイトルに挑戦し、最終回にTKO勝ちして初タイトルを獲る。

しかしテーラと言えば何といっても1990年のフリオ・チャベスとの

王座統一戦だろう。

苦戦らしい苦戦もなく連勝を重ねていた当時無敵のチャベスを、果敢な

ファイトであと一歩のところまで苦しめる。

最終回のレフェリーの判断は物議を醸したが、この試合は90年代を代表する

名勝負になった。

ショッキングな負けを喫した後、テーラーは階級を上げタイトルに挑む。

WBAウェルター級王者アーロン・デービスを下し2階級制覇。

さらに3階級制覇を目論みWBCミドル級王者のテリー・ノリスに挑戦する。

しかしノリスには明らかにパワーで圧倒され完敗した。

防衛より複数階級制覇が評価されるアメリカにあっても、テーラーの増量の仕方は

急激で無理があったように思う。

その後ウェルター級に戻るがクリサント・エスパーニャに負けて王座を追われる。

さらに因縁のチャベスと再戦するが8回TKO負けでリベンジは果たせなかった。

スタイルは抜群のハンドスピードを生かしポイントを重ねていくタイプ。

パンチはなく連打で効かすタイプだ。

きっとレナードがアイドルだったのではないだろうか?

シェーン・モズリーに似ているが、モズリーはテーラーと違いパンチがある。

アメリカはこういう驚異的なハンドスピードのある黒人選手がたまに出てくる。


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