すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

いろんな人がいます。

2006年06月25日 | ちょっとしたこと
友人の職場の社長は、
「こっちは給料を払ってるんだから、その分きっちり働け。」
というのが口癖だそうです。

私は、この言葉自体は、もっともだ、と思います。

役職の有無にかかわらず、いわゆる「給料泥棒」と言われる人たちがいるのは事実だし、
そういう人たちの存在に目をつぶっていけるほど、
どの会社だって儲かってはいませんから。

それに、保険制度や労働にかかわる法律は、圧倒的に労働者側の味方に立っていて、
従業員が完璧に働く意欲が無く無断欠勤をしても、
その人間が、自分のことを棚に上げて、「労働条件が悪いんだ」と訴えたら、
会社は、その人を無条件で解雇にすることすら許されないんですよね。

弱者としての労働者を守るべき法は、
強者としての、いわゆる「大企業」を相手にするときに大きな力を発揮するのであって、
その相手が、いわゆる「中小企業」や個人だった場合は、
時に、その加護が逆手に取られる結果になることすらあります。

ま、給料を払う方にも、もらう方にも、
善人もいれば、悪人もいる、ってことですね。

で、何が言いたいかというと、
「こっちは給料を払ってるんだから、その分きっちり働け。」
という経営者の言葉自体は、間違ってはいない。でも、
「働いている従業員の生活が係っているんだから、
経営者としての一挙手一投足に責任を持て。」
と言いたいのです。

つまり、自分は従業員1人1人の生活を抱えている、という責任をきちんと負った上で
「働け」と言うのでないと、
人をやる気にさせることはできないし、
その上に、自分は、従業員に、定められた以上の仕事量を強いたり、
決まった公休や給料を与えない、なんてことは、言語道断。
やる気のある人の気持ちも、ぷっつり切れてしまう。

あ、それと、
自分の職場の現場の人間をバカ扱いしている経営者の方、
「自分が経営者として無能だ」ってことを自ら言い触らしている、ってことに、
早く気づいてくださいね
コメント
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