すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

ネコの習性2

2005年08月05日 | 
私がよくお邪魔するHPで見つけた、
知らなかったネコの習性シリーズ、
第2弾です。

「なぜ捕まえた獲物を見せにくるのですか。」

この行動も猫を飼っている人たちにとってはおなじみの行動で、
「狩りの成果を自慢している」とか、
「日ごろのお礼をしている」などと解釈されてきました。

(え?これも違うの?

しかし、この行動にも本当の理由がほかにあります。

この行動の原因は、
猫たちがヒトのことを狩りが下手な仲間として見ていることにあります。
通常、猫は飼い主のことを母猫のように思って甘えたり頼ったりしますが、
狩りに関しては立場が一変します。
狩りにおいてヒトは狩りが下手な仲間、
つまり仔猫として認識されているのです。

そのため猫たちは、
その未熟なハンターのために死んだ獲物あるいは生殺しの獲物を差し出し、
獲物の食べ方やとどめの刺し方を指導するのです。
もしも、生殺しではなく完全に息絶えた獲物をもって帰ってきている場合は、
6~7週齢の、獲物の食べ方もままならない仔猫だと
思われているということになります。
生殺しの獲物を持って帰る場合は
次のステップということです。

自然界では、さらにその次のステップとして、
実際の狩りの見学という段階があります。
このように狩りの技術は親から子へ継承されていきます。
獲物を持ち帰るという行動は、
親猫が仔猫に対してごく普通に行う行動なのです。

しかし、愛猫が持ち帰った瀕死の小動物を見た飼い主たちは、
たいてい驚いてしまって、
猫を叱り獲物を自由にしてあげようとします。
これは猫の社会では考えられない行動で、
猫はその行動を理解することができません。
せっかく狩りを教えようと思っていたのに、
逆に怒られてしまっては猫と人間の信頼関係はくずれてしまい、
猫もヒトの扱いに困ってしまいます。

そのような場面では、素直に感謝し、猫にお礼を言ってください。
そして、猫がいなくなってから、
不運な小動物を供養してあげるのが正しい対処法であると言えます。

・・・うん、わかってはいるんですけどね
これから気をつけます
コメント (2)
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