ザ・サスペンダー

日本を斬る社会派ブログ

ちょっと1曲聴いて下さい!

2007-01-12 02:15:06 | モームス
ワンルームマンションで暮らしていた学生の頃のある日、ベッドで横になっておりますと、隣の部屋からなにやらチャカチャカと、軽薄なディスコビートが聞こえてまいりました。CDをかけているようです。耳をすませば、日本語の詞が聞きとれます。
それでカッとなる私なわけです。ホーガクかよと。ショボいモン聴いてんじゃねえと。
そのときうちのCDプレイヤーにはレッド・ツェッペリンの「CODA」が入っておりましたので、アンプのボリュームをぐぐいと上げて、「モントルーのボンゾ」を大音量でかけてやりました。自慢のスピーカーです。ガラスサッシがビリビリと震えておりました。
ボーナムの名演が終わったとき、隣のホーガクもピタリと止んでおりました。
ざまあみろと。思い知ったか軟弱者と。そういう学生でありました。

今日、℃-uteのDVD「ちょっと1曲聴いてください!vol.1」を観ました。
思えば遠くへ来たもんだと、われながら思います。
田舎の民宿のお手伝いをするという、ハロモニやモーたいでさんざんやったロケ企画です。最後に、その民宿のジイさんや赤ん坊に自分たちの歌を聞かせるというのが新機軸といえば新機軸です。
このDVDの存在を聞いて以来、どんな脱力ワールドが展開されているのか期待で一杯だったのですが、結論を申しますと案外ふつうです。
たしかに、手伝いになってんのかどうかわからない程度のゆるい作業をしたり、弱りきって岩肌にうちあげられたマスをつかまえたりと、やるせない映像のオンパレードなんですが、進行の矢口がまとめたり茶々を入れたりすることによって、かろうじてバラエティとして成り立っているのです。成り立っているからこそ、なにも印象に残らない、なんだかうす味のコンテンツに仕上がってしまいました。
いっそ石川ならと。もっとパロディ色の濃い、カルト臭のキツいものが出来たんじゃないかなと。
いっそ亀井で、もう目もあてられないぐらいお粗末な、製品としての限界に挑戦してはどうだったのかと。
へたに器用な矢口を起用したせいで、小さくまとまってしまった感じがして残念です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2007-01-12 03:10:28
学生時代の話は必要ですか
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Unknown (Unknown)
2007-01-14 22:47:27
从*^ー^)<お粗末で悪かったなウヘヘ
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