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SUNROOM

アフターガーデニング愛好家ミセスサニーの、花飾りブログ

ヘクソカズラで染める

2010年01月27日 | 草木染

落ち葉の季節以来、今シーズンの草木染は5色が仕上がりました。「また~、似たような茶色ばっかり」という声もちらほら。

① 今回興味があったのは、ヘクソカズラ。アカネ科のカワラマツバの根で染めた味が忘れられず、同じアカネ科で身近にあるヘクソカズラの根が染められたら一石二鳥、と期待しました。

根を掘って乾燥させておいたものを一度茹でて汚れを落としてから、小さく切って2回ほど煮出して染め液を作りました・・・・驚くような色は出ませんでした、残念。淡いピンク系の茶?

 

② その他には、剪定したポールズヒマラヤンムスクの枝を煮出したもの。

 

③ 倉敷中央病院南側の桜並木の落ち葉で染めたもの。一番液は捨てて、2番・3番液を合わせて4日ほど寝かせておいてから染めました。(桜は、寝かせておくと赤みが増すそうなので)。寝かせておいても、玉ねぎのような明るい茶色になりました。

 

⑤ 船穂の愛宕山の観察会で、船穂ワイナリーの辺りに落ちていたきれいな桜の落ち葉を集めて染めたもの。一番液は捨てて、二番液を2日ほど寝かせてから染めました。

 

④ 3番液染め

 

並べてみるとどれもしっくりなじみやすい色で心地いいものです。(毎度言いたくなってしまいますが、色合いは正確に写ません!今手元にある毛糸と比べてみると全然違うんです。)

(数字は本文の番号と同じです) 

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落ち葉の色

2009年11月10日 | 草木染

次第に色づいて、はらはらと葉を落とし、枝に残る数が減っていく。そんな11月をイメージしました。

サクラやハナミズキの落ち葉、台所の玉ねぎや栗、クチナシや桑の実・・・一年間楽しみました。リボン型の部分はアカネ、枝は庭のウツギ。

 

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毛糸のボールで色遊び

2009年11月09日 | 草木染

草木染の色遊びでどんどん増える半端な毛糸。これを何とか手軽に使えるようにできないものかと思っていたところ・・・・「スーパーポンポンメーカー」なるものを見つけました。

やさしい色と染めた植物への思い出が重なって形になっていきます。

クロバーの製品で、直径35ミリと45ミリのポンポンが作れる道具2個セットです。クルクル・・・・輪をチョキチョキ切って、糸で結んで形を整えれば可愛いボールができあがり。もっと役に立つものを作ったらという意見はさておき、しばらくはこれで楽しめそうです。

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赤玉ねぎで染める

2009年11月03日 | 草木染

サラダにきれいな赤玉ねぎ。これも皮をためておきました。この紫はどうなるでしょう。

一番液で漬けて煮染め

 

二番液を2日置いてから煮染め、あとからミョウバンで媒染

・・・・・・

あのきれいな色は、洗うとすっかり取れてしまい、残ったのは玉ねぎの色だけでした!(上が一番液・下が二番液で染めたもの)

 カテゴリーに草木染を加えて、振り返ることができるようにしました。

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カワラマツバで染める

2009年10月30日 | 草木染

草木の色の不思議を見たくて、残暑の河原で掘ったカワラマツバの根を干しておきました。アカネほどではありませんが、根はほんのり赤いのです。期待が高まります。

お湯につけて一晩置き水を入れ替えて火にかけました。

 

一番液を水きりネットで漉したところ(赤く見えるけれど、毛糸を浸すと赤は残らずに、茶色かかった色に染まりました)

 

2番液。1リットルに5ccの酢を加えてから弱く加熱30分して漉しました。不織布には黄色がつきます。液は赤いけれど、毛糸を浸すと茶色っぽくなりました。後からミョウバン媒染しました。

 

3番液も酢を入れて煮出しました。赤が残らなくて悔しいので、漉した染液を2日寝かせ、毛糸は先にミョウバンで処理しておきました。すると前より澄んだ色に染まりました。

 

けれどまだ赤色が出ません。せっかく掘ったカワラマツバ、何とか液の色が定着しないものか、本を読みながらできそうな方法を考えて、灰汁で先に媒染してみることにしました。ワラビのアク抜きのためにもらった灰(たぶん藁の灰)があったからです。染めに使われる椿の灰とは違いますが、似た効果があるかも・・・・と素人考えしました。チャレンジあるのみ。

灰にお湯を注いで一晩置き、

 

上澄みだけを鍋に入れ、湿らせた毛糸を入れて先に媒染。

その毛糸を煮出した4番液に入れて過熱15分。冷めるまで置いて

引き上げてから、すぐまた灰汁につけて放置・・・・すると今までよりも赤みのある色が毛糸に付いてきました!始めから灰汁で先に媒染すればよかったかも~

味を占めて、染め液と灰汁の作業を、何度も繰り返して(たぶん7回くらい)、どんどん濃い色になりました。

 

夕焼け空が珍しく真っ赤(10/24)。毛糸はこんな茜色にはなりませんでした。合成染料がなかった時代、着る物の色を選ぶことは贅沢だったことだろうなどと思いながら眺めました。

 

左からもとの白・・・・1番液(酢を加えていない染め液、無媒染)・・・・2番液(酢を加えて煮出し・・・・あとからミョウバン媒染)・・・・3番液(酢を加えて煮出し、ミョウバンで先に媒染)・・・・4番液(酢を加えて煮出し、灰汁で先媒染することを繰り返したもの)

不思議で奥深い草木染、ただただ色が面白くて実験感覚で続けています。いつの間にか信じられない面倒そうなことまでしてしまいました。

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クリとドングリで染める

2009年10月09日 | 草木染

栗のシーズン、渋皮煮を作りました。今年は、20年ほど前に近所の方から教えてもらったレシピです。その時は、自分で作ることがあろうとは考えていませんでしたから、年をとるとこんなこともしてみたくなるのかなと感慨深いものです。

重曹を入れて何度もゆでるときに出るあのこげ茶色の、でも赤みの強い煮汁。今年はそれを十分な量取り置きしました。染め液は2日ほど置いた方が赤みが強くなるものがある、と本に書いてあったので、一日半ためておきました。けれど、気温が高くて腐りそうな気がして染め始めました。豆乳処理した木綿布と毛糸です。

知り合いと話していると、渋皮煮を作る主婦達はこの色を美しく思い、染めてみたいなとかなりの確率で感じているようでした。簡単でしかも期待通りのきれいな色がつくので皆に勧めたいと思います。

毛糸の下に敷いたのも渋皮煮染めの木綿布(またストールにする予定)。暖かい色が出ました。

 

・・・・

 

クリだけでなくドングリも落ちる季節ですね。隣の公園にはアベマキが数十本あるのでドングリには不自由しません。リースに使うために拾ってきました。虫を防ぐ為にさっとゆでて乾かしておくのですが、そうそう、ドングリの殻斗で染める記事が博物館の友の会ニュースに載っていました。殻斗も一緒にゆでて煮汁で染めてみよう、大好きな一石二鳥・・・・

というわけで、豆乳処理した木綿のハンカチ一枚染めました。下に敷いたクリの渋皮煮染めの可憐さにはかないませんが、自然の色がつきます。

 

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トロロアオイで染める

2009年09月25日 | 草木染

義母がトロロアオイの大きな花を育てています。オクラの花とそっくりですが、大きさが違います。きれいだから水に浮かせていても夕方にはしぼんでしまいます。夕食にサラダで食べるためには、摘んだ花をビニール袋に入れて、呼気(二酸化炭素)を入れて密封しておきます。そのまま翌朝まで大丈夫でした。

一度にたくさん咲いたので、ゆでて三杯酢で食べることにしました。味は、生でもゆでても、オクラのような粘りがあるほかは癖がなく歯ざわりがあって面白い食材です。

ゆでたら、ゆで汁が黄色く染まりました。水溶性の色素ということでしょうか。花の色そのままのきれいな黄色なので、毛糸を染めてみました。

 

ちょっとにごった黄色になりました。アルミの鍋でゆでたせいかもしれません。かなり濃い色でしっかり染まったので驚きました。

 

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メマツヨイグサで染める

2009年09月05日 | 草木染

春から、きれいな葉を伸ばしてすくすくと育っていた数本の茎、何かな~?花が咲くまで待とうと見守っていたら、一メートルくらいに伸びてメマツヨイグサだとわかりました。あまり放置しておくと困った事になりそうなので種の落ちる前に切って、ふと思いついて染めてみました。

近頃は染めるという選択肢が増えて、忙しいような、うれしいような。

 

煮染め、ミョウバン媒染。毛糸と豆乳処理した木綿のハンカチです。わりとよく染まる素材ということがわかりました。次は何にしようかな。

  

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藍の生葉染め、二回目

2009年09月03日 | 草木染

藍の生葉で染める時の、緑から青への変身の驚きをもう一度、また葉が伸びてきたので染めました。6月の染め色はこちら。

違う品種のようです。

 

たたき染めは木綿でも染まる、と聞いたので、自己流でトントンしてみました。豆乳に浸して乾かしておいた木綿のハンカチです。きれいに模様が出ず、恥ずかしながら端っこを公開します。(右)前回木綿は少しも染まらなかったのに、たたき染めだとくっきり色が出ました。本当に不思議なものです。

 

生葉染めは、山崎和樹著「草木染、四季の自然を染める」(山と渓谷社)を参考にしました。

 手順は前回と同じですが、今回は絹布・毛糸・豆乳処理した木綿、の3種類を染めました。同時に染め液に入れると吸着にむらが出るそうなので、順番につけては空気に曝しながら、15分の間に3回染め液に入れました。仕上げに1パーセントのオキシドールを入れた水につけました。酸化を促すそうです。

初挑戦の絹の布(中央)。深みのある不思議な青緑になりました。

絹の上に乗せた毛糸、また違う色合いです。

豆乳処理しておいた木綿のハンカチ、薄い色がつきました(左)。

素材によって、藍の分量によって、そしておそらく藍の葉の状態によって色が微妙に違う事がよくわかりました。

 

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玉ねぎの皮で染める

2009年08月23日 | 草木染

玉ねぎの皮がよく染まると聞いて、今年の新玉ねぎを貰って以来、玉ねぎを使うたびにせっせと皮をため込んでいました。

鍋で煮出しました。

赤茶色の煮汁ができました。

毛糸と、豆乳につけて干しておいた木綿の生地をぬらして染め液につけて、ゆっくり加熱しました。

 

ミョウバンの媒染液につけてから洗って干しました。

・・・・・

 

さわやかな黄色を期待していたのですが、染め材料が多すぎたのでしょう、まるで玉ねぎの皮の色そのまま、布を広げると強烈な砂漠の太陽みたいな黄色です。ストールにするつもりでしたが、ちょっと勇気が必要ですね。毛糸もよく染まってくれました。

 

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