大相撲

大相撲についての想い

ドスコイ警備保障

2007-01-25 01:15:54 | Weblog
思いがけず良い本だった。

近所のタワービルにいる警備員さんが割と決まった顔ぶれで、一人、体格がよくって普天王を陰気で性格悪そうにしたような顔をしていて、いつもボケっとしている人がいるのをみかけて、常々取的さんの第二の人生でちゃんこ屋を開く資金がない人はこういう就職もあるのかなあ などと思っていた

そんな夢の無い想像をしていたらば、この本は力士の第二の人生に夢を与える本だ。資金があればこういう会社を設立して多くの夢を追ったが志半ばで断念した若者に、第二の人生でイキイキする道を提供したいものだ。

あと、相撲が映画とか小説とかそういったメディアに出るときは、たいてい、相撲とその中心コンセプトのミスマッチを面白おかしく描写するものが多いのだが、この本はそういう部分で面白いところもあるが、そういうことは主眼においておらずある種の純粋青春小説といった感じになっているところがよろしい。

そうだよな。裸一貫で闘って夢を実現させようという若者が、第二の人生がちゃんこの板さんではフィットしない人だって相当するいるはずだ。