大相撲

大相撲についての想い

現時点

2007-01-16 08:50:57 | Weblog
いったん崩れた横綱が再度単独トップに立った。こういう展開になると絶対に他の人間に賜杯を譲ることをしないのが朝青龍の精神面も含めた強さなので、今場所もこのまま行くようにも思われる。理事長も記者懇で「朝青龍の優勝濃厚」と言ったようだ。

ただ、出島に負けた負け方がこれまでの場所での取りこぼしとちょっと系統が違うように思えている。足腰の弱体化が稽古不足による影響としてほころびを見せ始めている現象のようにも見えなくもない。

ただ、残りの六日間は五大関と琴光喜だろうから、手の内を知った相手達だし、上位戦ということで横綱も気を抜かないだろうからこのままいく可能性は確かに高いだろう。魁皇・白鵬・琴欧洲はなんとなく精彩を欠いているから横綱の方が有利な気がするし、栃東は膝のせいでそれ以前のように見える。千代大海は悪くないようだが、このまえ横綱が負けているんで当分は気を抜かないだろう。とすると逆に十日目の琴光喜戦が先を見通す上で非常に重要な一番かもしれない。

こんなとき把瑠都のようなプレーヤーが一枚いると予想しないことがおきる可能性があって面白いのだが怪我が悔やまれてならない。そういう意味でも彼は貴重な存在で、早くもう一皮むけてほしい。