大相撲

大相撲についての想い

豊響

2007-01-23 22:35:52 | Weblog
十両優勝争いは、光法には申し訳ないが、多分このまま突っ走ることはないと思っていた。で、光法が徐々に後退していって、霜鳥が浮き上がってきた時は、相撲力的にはこの人がもつれればもつれるほどこれまでのキャリアが活きて優勝なのかなと思っていた。そこに栃煌山が絡んだのはこの先楽しみで、優勝を土産に上がってほしい気持ちもあったが、「この一番」を勝つ力は霜鳥の方が上かと思っていた。

はっきり言って豊響はノーマークだった。しかも巴戦で最後決めたときは変化技を見せた。全く普段変わらない人が飛び道具を使うのにはうってつけの場面だった。勿論、正攻法で攻めて、巴戦が無限に終わらないのが見ている方にとっては楽しいのだが。奥の手というのは、滅多に使わないほど効果があるのだなということを示すのに恰好の場面だった。本当は堂々と勝った方が後味はいいのだが、新十両ではやむを得まい。しかも二百万入るし。優勝インタビューでもあまり浮かれていなかったのは、変化したためか、冷静沈着な人間だからなのか。後者ではないか、と勝手に思って、好ましく思った。来場所は周囲も研究するから同じようにはいかないだろうが、地味(とはいってもそれないのスピード出世なのだが)ながら将来性ある力士だろう。番付でもいよいよ同部屋の豪栄道を抜くのか。

関取になって改名して、大変縁起のいい四股名だと言えるだろう。聞く所によると、故郷の豊浦町の「豊」であると同時に、母のファーストネームにも「豊」が入っているかららしい。女手一つで育ててくれた母への想いということだ。

境川部屋はなかなか層が厚くなってきた。

人の噂も七十五日

2007-01-23 22:24:07 | Weblog
本当は、騒ぐと火をつけた奴が喜ぶから放っておくに限る。
ただ協会には断固とした態度をとってもらいたい。

春場所はずいぶん先の気がして気が滅入らなくもない。でも、それでも七十五日ほどはないというのが救い。その頃には本件も流石に下火になっているだろう。