大相撲

大相撲についての想い

初日の焦点

2007-01-07 11:15:38 | Weblog
どの場所もそうだが、今日の初日は初場所にとってかなり重要であると考える

まず、朝青龍だが、伝えられている通り稽古はいつも以上に足りていない。ただ、今場所には二十回目の優勝というものがかかっており、そういう時に決して足踏みをしないのがこの人だ。これまでの昇進や大記録の達成時は常に一度で潜り抜けてきた。おそらく先場所と同じで序盤を慣らし運転に当てながら徐々に調子を上げていき、その裏づけとして超人的な精神力と勝利への執着心で臨むのではないだろうか

そんな朝青龍に序盤で黒星をつけられるかどうか、それが誰か、が大きな焦点となる。ここで誰も勝てないとのっぺりした場所になってしまう

で、その可能性がありそうな序盤・中盤で当たりそうな力士というと、初日の露鵬、稀勢の里、琴奨菊、時天空、安美錦、把瑠都か(豊真将は順当なら番付が一枚足らずに当たらない)。稀勢の里戦は先場所ああまでして勝ちを取りに行って非難を浴びたから、横綱も意地になってくるだろうから稀勢の里の勝機は今場所は薄いような気がする。琴奨菊のがぶり寄りは横綱みたいじゃない力士に対しての方が効くように感じる。時天空や安美錦は彼らの技が決まれば面白いがあまり場所前の情報がないのでよくわからない。把瑠都はまだ甘いように思えるし横綱も胸を合わせるようなことは避けるだろう。

ということで、露鵬だ。まず、先場所もかなりいい形になりながら星を逃している。左を取ったときの破壊力は大関級になりつつある。そしてかなり場所前稽古したという情報もある。露鵬本人も先場所の悔しさから期する思いもあるだろう。そして、横綱の方も稀勢の里はマークしていても露鵬に対してはそれほどまでには反省材料としていないのではないだろうか。

という分析によって、いきなり初場所結びの一番が見逃せない