久々の一口馬主日記
ピオネロが、中央から地方に舞台を替えて出走
3/23 松永幹厩舎
- 22日は軽めの調整を行いました。23日は栗東CWコースで追い切りました。「回避馬が出たため名古屋大賞典への出走が可能になったとのことで先週帰厩させており、今朝はCWコースで追い切りました。15-15から終いをちょっとだけ伸ばすような感じで、手応えとしてはほとんど馬なりだったのですが、それでも非常に素軽い動きを見せてくれて状態は良さそうですね。短期間の放牧でしたが、向こうでも緩めずに動かしてもらっていましたし、この後も順調にペースを上げていけるでしょう。来週の月曜日に本追い切りを行う予定です」(大渡助手)30日の名古屋競馬(名古屋大賞典・ダ1900m)に戸崎騎手で出走を予定しています。
「キャロットクラブより許可をもらって転載しました」
◇◆◇第40回名古屋大賞典JpnIII(名古屋)の展望◇◆◇
3月30日(木)に名古屋競馬場で、第40回名古屋大賞典JpnIII(4歳以
上・1900メートル・16時20分発走予定)が行われます。JRAからはモル
トベーネ、ピオネロ、ケイティブレイブ、ドリームキラリ、オールブラッシュが出
走。地方他地区勢はトロヴァオ(大井)が遠征。地元東海勢はカツゲキキトキト(
名古屋)ら3頭が迎え撃ちます。9頭による熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去10年の優勝馬にはホッコータルマエやニホンピロアワーズ、スマートファル
コンらの名前。そして昨年は新たにアウォーディーが加わった。GI/JpnIへ
の登竜門的なレースとなっており、後の活躍につなげた馬が続々と出てきている。
中距離での地力と将来性がカギとなるレースだ。また、一方で近年は1400メー
トルの重賞で実績があったメイショウコロンボやダノンカモンが勝利している。1
600~1700メートルをこなせるタイプならば距離は問題なさそうだ。調子の
良しあしも重要。地方勢は苦しく、アルドラゴン(兵庫・08年)以降、好走例が
ない。JRA勢の独壇場となっている。
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JRA所属馬短評
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モルトベーネは前走アルデバランステークスを好時計で快勝。オープンクラスに上
がってすぐは苦しいレースが続いていたが、急激に力をつけてきた。2走前の東海
ステークスGIIでは2着。重賞初制覇に手が届く位置にいる。
ピオネロも重賞タイトル獲得は目前のところにいる。ただ、東海ステークスとアル
デバランステークスではモルトベーネに先着を許している。着差自体はわずかなの
で、展開・馬場の味方がほしいところ。
ケイティブレイブは前走フェブラリーステークスGIが6着。勝ち馬と0.5秒差
の内容であり、十分善戦したといっていい。使い詰めできており、調子の面でも心
配があったが、またあまり間隔をおかずに使ってきたということは状態面に問題は
ないのだろう。今回は適距離で、実績ある地方のレース。中心視できる。
ドリームキラリは同系馬の存在と、マイペースでレースを引っ張ることができるか
がカギ。武蔵野ステークスGIIIでは2番手から5着になだれ込む競馬をしてい
るが、できればハナを切りたい。実績はやや劣るが、自分の競馬ができればチャン
スはありそうだ。
オールブラッシュは前走川崎記念JpnIを優勝。逃げることができたとはいえ、
GI/JpnI初挑戦でサウンドトゥルー以下の追撃を封じたのは驚きだった。よ
ほど地方の馬場が合うのだろう。今回は斤量59キロがカギだが、実績的にはアッ
サリ勝っても不思議はない。
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地方所属馬短評
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近走の実績からはカツゲキキトキト(名古屋)に期待が集まりそうだ。今回は地元
の一戦でもある。JRA勢は手ごわく、この距離ではやや厳しい感じもするが、ど
こまで通用するか。
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予想のポイント
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前走でGI/JpnI馬となったオールブラッシュ。一応まだ底を見せておらず、
5歳と若い。斤量は59キロだが、前走がフロックでなかったことを証明するため
にも、ここは勝利を示したい。川崎記念JpnIでは完敗だったが、ケイティブレ
イブは実力上位。モルトベーネとピオネロは格下だが、どこまで迫れるか。斤量差
は大きく、逆転があっても不思議はない。
初重賞(GⅢ)を期待したいです
ガンバレ!! ピオネロ