開かずの扉は…開かれなく終わってしまいました。
事件の発生時の状況や、再審請求、被疑者の命が風前の灯にある事等、私自身はこの事件
こちらがリンクしてしまいました。
この事件でも、再審請求は被疑者が亡くなるまで結局認められませんでした。「無罪を言い渡すべき明かな証拠を新たに発見したとは言えず…」と言う再審請求の棄却理由も今回と同じ文言です。
事件が起こったのはお隣の県だったこともあり、こちら地方ではニュースやドキュメンタリーで何度も報道されていました。
なので、今回はどうしてもドラマの中の事とも思えず、途中で寝落ちしてしまったのですが(汗)、それでも開かずの扉が閉じられた瞬間には思わずため息が出てしまいました。
秋保先生の「検察も裁判所も役所だ。頭の固さは筋金入りだ」の言葉は実際に怒ったこの事件にも当てはまるのだと思います。
からの「冤罪を晴らすと言う事は、事件を振り出しに戻すと言う事でもある。終わった事件を蒸し返しても、それで喜ぶ人間ばかりじゃない」。
確かに、過去の最新裁判でも無罪を勝ち取った元被疑者の方の疑いは晴れても、失った時間は戻ってはこないし、ならば真犯人は誰なのか?と言う疑問は解決されないわけで(真犯人が分かったと言う判例もあるのかとも思いますが)遺族の方にとっては何もならないのですよね。
聡子さんと秋保先生の対話のシーン、。
この2人は、シビアに言い合いながらもただ単に仲が悪いわけではないと思っていたので、このシーンが見れて良かったです。
ちゃんと聡子さんの思いを理解している、秋保先生もやぱっり良い人ですよね。
期待しすぎないように見始めたイノセンスですが、思っていたよりも人間の心がcyんと描かれていて、単なるリーガルドラマではなくヒューマンなドラマだと感じています。
それぞれが抱える苦悩がしっかりと描かれていて、それぞれが思う事は決して間違ってはいなくて、やり切れなさももどかしさもあり、良いドラマだと思えてきました、しんどさがないわけでなないですが…。
拓君の真摯な姿や、秋保先生の存在のおかげで見続けられるのでしょうか?
その二人の関係がどうなるか、気になるのが次回第9話です。
またやりきれない思いをするかもしれないけれども、見届けないと…。
※イノセンス感想の記事内で、保駿堂が法駿堂になっていましたね。過去記事でもこの文字になっていると思います。
後日訂正したいと思います。