睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

往復40分のちんたら散歩とカレー

2019-01-19 09:30:24 | ひびつれづれ



他愛のない迷いは湯呑みのチンチロリンで決める。

これだけで何のことか分かる人はちょい遊び人。

昨日の夕飯はビーフカレーにした。
石油ストーブの上のヤカンを鍋に置き換えて
手抜きの夕飯にしよう
と思いついた。

ジャガイモ・ニンジン・ブロッコリーはある、
あとは牛肉を買いに行けばいいだけ。
車で5分、歩いて15分のところに肉屋がある。

賽の目の指示にしたがい散歩がてらに歩いて行こう。
尻ポケにXperiaを突っ込みフリースのジャケットを
ひっかけ、手編みのマフラーをぐるぐる巻いて完璧。

冬の住宅街を歩いても目ぼしいものは何もなし。
プランターに枯れた花の残骸をそのままに置く
某家の庭に落ち葉が積もっていた。

山の家の落ち葉は毎週一輪車で5回は裏山に運ぶ。
山の枯れ葉は果てなく落ちつづけ、放っておくと
砂利を敷いた庭を茶色に替え睡蓮鉢を埋める。

落ち葉ならまだしもこれが雪だったらどうしよ、
雪かきは重労働で雪の捨て場にも困るだろう、
落ち葉どころじゃない雪国の苦労に想いを馳せる。

完璧のはずの身支度にひとつ忘れ物があった。
よそ見しながら往復40分も歩いたのに万歩計を忘れた。
40分が徒労に思えて少し凹む。

でもカレーは上手にできたからいいや。
COCO壱なみにしゃばくてスパイシーなカレーはうまっ、
自画自賛しながらお代わりして食べた。

ぐっすり寝たら平穏な朝がきた。
あの夢の続きがみたかった...。

 



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