睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

心の火映

2009-09-04 06:28:54 | 唄は世につれ風まかせ

桜島のライブカメラ
桜島はここ一週間くらい活発に小噴火を繰り返し、暗い山腹に花火のような溶岩を
撒き散らす。その一瞬を捕らえたくて夜毎モニターを見つめつづける。
闇に浮かぶ火映の美しさ。

そんな千載一遇のチャンスを待ちながら、机に突っ伏して寝てしまうこともある。
朝起きて、「あれっ、なんかヘン」左右の焦点が合わないよ。
そんなときはたいていメガネのフレームが歪んでる、片っぽだけアサッテの方向だ。
前回はこんな↓心境だった。

メガネを壊した。
椅子の上に置いといて、わすれて座った。
ぐにゃりと潰れ、レンズが落ちた。

レンズは無事でよかったけど、あの時の絶望的な気持といったら、
事故って天を仰ぐのと同じ気分。
またあのメガネ屋のお世話になる。

岡林の♪今日の~仕事は辛かった~
なにも焼酎はあおらないが、安吾ドテラを10枚ほど着込んだようで、
カラダが重くて、重くて、腕など丸太の気分。
明日は明日の風が吹いて、きっと倒れるのだよ。

有名なミュージシャンや芸能人が覚醒剤で捕まる。
まったく正直に言えば、気持はよく解る。
振り切れるか、降り切れないか、の臨界点で創造の神は微笑むのだから。

毒入りの餌を慙愧の心で喰らうぐらいなら、
後門の虎に喰い殺されることを
なぜ選ばない。
クリエイターが自分の範に負けたとき、悪徳の花が咲く。


唐突ながら辰吉丈一郎は感動をくれる。
挫けそうな心に勇気をくれる。




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