北北西の突風に物干し台を倒された・ひとり暮らし偏屈爺さんのマスク・品川サンセット

今朝のこと

洗濯物を干して気分よく部屋にもどった。
屋上のひさし板がバタバタうるさいのはいつものこと、
去年の台風15号からひさし板が騒音発生器になった。

激しくバタバタしたと思ったらイヤな音をきいた。
バッターンの音と金属をごりごりの不安をかきたてる音。
もしやとバルコニーに出てみた。

ルーフバルコニー東側に置いてあるコンクリート基礎の

物干し台があっけなく北風に押し倒された。
フェンスのおかげで洗濯物がよごれなかったのは

不幸中の幸いだけど...がっかりした(ﾉω･､) ｳｩ

洗濯物をバスケットに回収して床に置いたとたん

フェンスまですっ飛んで転がるのを為すがまま眺めていた。
なんだかなあ、台風じゃなくても暴風が吹く。

ここの東風(海風+ビル風)と北風(ビル風)は要注意、
外干しをあきらめて浴室乾燥機にかけた。
晴天をずっと待っていたのに...。

明日は午前9時ごろからずっと夜中まで南南西の風が吹く、
いよいよ飛んでくるか羽田新ルート。
減便の影響があるにしても午後3時～7時まで5時間あれば
何機かは撮れるはず。

夕暮れのビルの谷間にぽつんと明かりが見えると、
なんかうれしい。


山の家の近くにひとり暮らしの爺さんがいる。
定職を持たずカミさんに逃げられた偏屈爺さんは
生活保護と民生のお世話で細々と命を繋いでいる。

空き家同然の山の家の近所付き合いとして、
たまに頂き物の酒をぶら下げて挨拶にいく。
ぼくを見ると乾布摩擦と粗食は健康にいいと
いつも勧められる。

たまたま先月に訪ねたとき、
爺さんは薄ら汚れたマスクをしていた。
あれ、こっちはマスク売ってるの？ときいたら、
民生さんが1枚でわるいねと置いていったとのこと。

人と会う時と病院に行く時だけかけるから、
これはおらの一張羅と苦笑いしていた。

ぼくは気が利かない。
そこまで思いつかずに酒をぶら下げていった。
でも、この爺さんは酒orマスクなら酒を選ぶだろう。

酒を呑むと豹変する爺さんは隣組のオババたちに
ぞんざいに扱われて、肩身が狭いだろうに、
どこ吹く風よと飄々と暮らしている。

安倍ちゃんの布マスク2枚を知ったとき、
真っ先にこの爺さんがアタマに浮かんだ。

マスクが手に入らない困窮者がいる。
金がない、どこの店にもない、年寄りは動けない、
郵便局がポストに入れてくれればこのうえない喜び。

これでやっとマスクして病院に行ける
白い目で見られなくてすむ
ありがたやー。


明日は明日の風が吹く
北北西でありませんように
Good-night.

夕方の撮影は命がけw、真正面からくる西風とタイマンだった