1999/09/08(水)国道から山に向かい鋭角に狭い道を入る。車も人もめったに通らない畑で、なんであんなに夢中になって畑仕事をやるんだろう。聞けばきっと「働らかなきゃオマンマが食えねえ」というに決まってる。両親が遊んで暮らせるほどの経済的支援ができたらいいんだけどそこそこの甲斐性しかない私たちで申し訳なく思う。病院で点滴を受けている間、診察を待つ待合室でも、二人の話すことは野菜の出来具合やお天気 . . . 本文を読む
1999/08/19昼休みに母から電話。父がギックリ腰で痛がっている、K診療所に行くから保険証を持ってきてくれ。よほどの用がないと会社へ電話してこない母からの電話に胸の動悸が高鳴り、一瞬覚悟を決めた。ギックリ腰と聞いて、安心したような、いよいよきたのかと相反する二つの気持が揺れ動いた。電話の側にいるであろう父のことを気遣ってギックリ腰と言ったのではないのか...。腰から背中が痛いのは、胃癌の転移が . . . 本文を読む
真っ赤に色づいた楓2010/11/28 裏山にて
今は東向きの和室に布団を敷いて寝ている。去年まで北向きの洋間だったけど、エアコンがないから夏は暑い窓をあければ国道を通る車の音が深夜までうるさい。今年の暑さに耐えかねてエアコン付きの和室に寝たらまあ快適、それ以降ここに住み着いた。枕元にペットハウスとPC、その横に本を積み上げスタンドを置く。最初のノーパソは3日でボツ、寝ながらTVを見たい欲求 . . . 本文を読む
〔般若心経〕とのご縁を結んでくれた本
BS日本風景遺産〔神と仏の里・国東半島〕に見とれていた。今年6月に急逝された松原哲明老師(70歳)が若き日の修行に国東半島を行雲流水の行脚(あんぎゃ)の旅をした。
九州大分は遠いそれでも必ず訪れようと思いを新たにした。明治政府の最大の誤算「神仏分離の廃仏希釈」により、悠久の歴史を地元と共に紡いできた六郷満山の始祖、宇佐神宮の大寺が失われた。残された礎の . . . 本文を読む
一寸の虫にも五分の魂是々非々を 世界に問えぬ カンとセン海保の気骨に 五里霧中
「日本語のカタログ」 著作:谷川俊太郎ちっともおもしろくないし、わけのわからない本。「詩人が選んだ日本語の、自分だけのイメージカタログ」、だからこれでいいかもしれないと思いつつ最後まで読んだ。そして分かった。この本このまま一冊が谷川俊太郎の「詩」なんだと気がついた。そう気づいて読み返せばなんとも味がある . . . 本文を読む
夜明け前2010/11/07 am5:40CASIO EXILIM EX-Z850
この二冊の本は昭和20年と46年に書かれたもの、10年に一度くらいは読み返して思いを新たにする。「堕落論」 著者:坂口安吾ISBN4-04-110003-8 坂口安吾を知ったのは中学1年のとき。叔母の本棚にある文学全集はあらかた読み尽くし古典に飽きたころ学校の図書室で見つけ堕落にひそかな憧れを感じて借りた本だ . . . 本文を読む
柿の実
わずか5分の通勤途中、ちいさな家の柿の木に実がなった気づいた時はすでに赤く熟し、手が届きそうな高さに色づいていた。
柿の実がちいさな青い果実のときはそれに気づかず通りすぎていた触れなば落ちん風情になって初めて目に触れた人間もこうだろうか、自分もまだ、青いだろうか。柿の実ひとつ
葉の落ちた柿の木に残る柿の実ひとつ「青さ」を問うた、あの柿の実だ
寒風にあらがい、枝にしがみつくのはなぜだ . . . 本文を読む
厚い雲に覆われた今朝の空東南の一角を切り裂くようにもれる朝陽2010/10/25 am5:40
心の鈴が鳴るとき
「サンダカン八番娼館」 著作:山崎明子かなり前に読んだ本なのでうろ覚えですが、とても印象的なシーンがある。この本の主人公はボルネオ帰りの年老いた元娼婦です。山崎さんは女性史の取材のため自分の身分を隠し主人公の元を訪れた。
主人公は戦争中の厳しい生活の口減らしのために身体を売り . . . 本文を読む
ぺんてる筆ペン(極細)で書いてます2010/10/21 pm12:30CASIO EXILIM CA005
3/1より昼休みにコツコツ書いて今日で六巻(かん)になった。(お経は一枚の紙でも「巻」と数える)一日に一行書くのに精一杯だったり、一巻を30分で書いたり、3ヶ月ほったらかしにしたり...でも気力だけは保っている。10巻になったらどこかのお寺に納経する。去年は秩父をぶらりと廻ったから、今 . . . 本文を読む
白い妖精みたいな蝶々Cannon EOS Kiss X4
ガラス水槽のモリアオガエルの子が逃走したもよう。8/22(日)には岩をよじ登る練習(?)をしていたのに昨日(8/25)の夜はもういなかった。尻尾が出てるまま裏山にお帰りか? 阿武隈カエル図鑑(9)より引用 変態直後のモリアオガエルの子は、1日ほど低木の草の上などでぼーっとしている。 このときが唯一の撮影チャンスで、この後はすぐに . . . 本文を読む