浅田転倒
昨日のフィギァで浅田真央は立ち上がりに、ジャンプの踏み切りで滑って転倒した。この衝撃は激しいもので、浅田はフェンスに激突するばかりに投げ出された。
それでも、心機一転でその後の演技を完璧にこなしたのは流石である。
通常はこうした立ち上がりのミスは尾を引き、その後もミスを重ねるものであるが、後の演技をノーミスで終えたプレーは絶賛に値する。これで、浅田の力量が現時点で世界ナンバーワンであることを証明した。
当日、キムヨナは体調が悪く振るわなかったが、キムヨナが好調であっても浅田の力量が上回っただろう。
ショートプラグラムで二位になった貯金が彼女の好調を支えた。
もう一人奮闘したのは中野友加里である。最終グループ六名中で、五名までの全員に多少のミスがあったが、中野はただ一人完璧なノーミスで演技を終えた。これで中野の三位は確定と思われたが、キムヨナに三位を奪われ、四位となりメダルに手が届かなかった。
中野の演技の何処に点数の伸びない要素があったのか知らないが、最終組の最終演技者としてのプレッシャーを撥ね退けたのは立派である。今後は優美さなどの面を磨けば、グランプリも夢ではない。
以 上