亮のブログ

もと電電公社退職退職の老人です。スポーツ、社会問題など気のむいた記事を自由に載せます。

森進一

2008-04-09 14:10:05 | Weblog
       森進一と「おふくろさん」森進一と「おふくろさん」

 川内康範氏が亡くなられた。享年88才だったと思う。生前「おふくろさん」をめぐって川内氏は自分の作曲した歌は唄わせないと宣言した。この問題を承知していたマスコミは、今後、森進一は「おふくろさん」を唄うのかどうか? と意向を問いただした。


 これに対して森進一は、「もう、唄わせてもらっても・・・」と表現を濁したが、唄いたい意中をほのめかした。この問題について私は日本人独特の民族性を感じる。日本の諺には「水に流す」とか、少し意味は異なるが「臭い物に蓋をする」といった、その場しのぎの言葉もある。

 森進一は、「おふくろさんは、長年自分が唄ってきた」という自負があって、川内氏が亡くなられたのを期に、唄える状況に戻したいと思っているのであろう。おふくろさんは森進一にとって是非とも唄いたい歌であろう。

 少し話しは変わるが、国民性とか民族性という視点から物事を見ると面白い現象が見られる。太平洋戦争以前の話しであるが、日本海軍の最後の大将となった井上成美の談話によると、イタリア人種は面白い現象を見せるらしい。


 日本に入港したイタリア海軍士官が、日本の海軍に招かれた時、井上大将は「彼等は何かをせしめて行くだろう」と予言した。懇談が済んでイタリア士官達が退席した後で、日本の士官達が調べてみると、井上大将の予言通り、タバコ入れのケースの葉巻が綺麗に無くなっていたという。現在イタリアのナポリではゴミの投棄がひどく、市中の方々にもその現象を見せているようだ。

 また、オリンピックの聖火をめぐって、中国のチベットを併合した政策について、中国国内は無論、フランスや アメリカでも激しい抗議のデモが行われている。こうした動きは他の国々でも発生しているだろう。けれども日本人の大半の見解は、「スポーツに国境はない。オリンピックの聖火行事の妨害をするな」という意向が強い。

 こう見てくると、森進一が川内氏の逝去を機会に、呪縛が解けて「おふくろさん」をフリーに唄えると思う見解をどう捉えるか?あなたは、どう思いますか。


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1 コメント

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歌ってもいいのでは・・・ (容子)
2008-04-10 15:57:53
亮さま

この問題も厄介ですね・・しかも川内氏は逝去されたので、どちらとも解釈できるのかも知れません。

この問題を音楽業界はどう捉えているのか知れませんが、私などは、充分贖罪したと思います。

だから森進一さんの決心次第だと思います。マスコミは裁判官ではないのです。

それと人は間違いを犯すものだと・・私はいつも思ってます。それなりの贖罪をしたなら許してあげるのも人を生かす道だと思うのですが・・・
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