一日中雨模様。洗濯物をためたくないので下着類のみ。
部屋干し。気に入らないが今日晴れたら天日に晒す。
一歩も出ないので久しぶりに読書。
妻の好みの太宰治の本がPCに取り込んであった。
やはり肌に合わない。地方の名士の家に生まれた子供
の暮らしにはついていけない。他に芥川の本の一部が
無償で読めた。それを気持ちの切り替えにした。
羅生門、鼻など五編のみ。所が記憶とは違っていた。
特に羅生門は映画にもなり好評を博したがどうしても
理解できなかった。
終わりが鼻先にぶら下がった今かの男に同情できる。
死を受け入れたくない思いが行動に出る。それが当然。
若い時は自分が死んでも正しい事をと思った。
鼻や芋粥の話も思いもよらぬ設定があった。当時は気付
かなかったか忘れたせいかもしれない。
初めての新鮮な感動を味わった。
改めてカフカの変身、審判、城を読んでみたいが無理。
とりつかれた安倍公房の砂の女から読みたい。誤って覚え
ているのだろうがもう無理。気力体力がない読めない。
全てが曖昧のまま。もやの中。
大声で寝込みを襲われる毎日気がおかしくなる。それでも
血とは恐ろしい。姪の医師の言う通り私の外来を減らす。
治療の意志のない外来を減らしている。