日付が替わる迄は起きないので無理やり寝直す。
決まって悪夢を見る。更に寝覚めが悪い。
ただ一つ心残りがある。18の時サマーセミナーなる催しが
あった。慣れない国鉄に乗り岐阜の谷汲山に向かった。
途中豪雨に見舞われ車内にも雨が天井から落ちる。途中白鳥
で運転休止。降ろされた。雨が止んだら線路伝いに歩こうと。
同じ車内のおばさんが声をかけてきた。山道は危ない。
家で止まっていきなさいと。辞退したが甘えた。
布団屋さんのお店だ。泊めて頂き朝ご飯迄よばれた。
朝お礼を言い別れた。
ところがその頃の私は自分勝手だった。そのまま忘れた。
60年近くなりそれが心残り。もう既にそのおばさん夫婦は
みえないだろう。
車には乗るが慣れた道しか通らない。高速、夜道は危険。
かって通いなれた筈の名古屋の友人の所にも迷った。
まして岐阜の初めての山奥には行けない。
銀行、医者、デー、入浴介助もすべて今日でお休み。
姪の食が大変。わざわざ手間をかけ毎回ご飯を炊く。
体を動かす事を探す。屋外の冷気だけを吸わない。
材料は冷凍を準備したが今は休まないお店があり便利。
姪とは何の話もできないのが辛い。アキラメ。