アンドーナツとの最初の出会いは12才の時でした。 親の使いで、30分程の商店街の外れでした。 そこは汚い長屋の1間を店にして、奥の間にガスの パン焼き炉がありました。 狭い机の上に朝焼いた パンの残りがありました。 その隣に茶色というよりは 黒っぽい、丸い物がありました。 これこそがシナモンとの出会いでした。 余りのおいしさに、もう一度と思い、出かけましたが、 伊勢湾台風の後でしたのでもうありませんでした。 それをモデルにして、作っています。 オリーブオイルで揚げます。