本来の心根は善か悪かという質問でした。そうです性善説、性悪説のことです。
さすが中学の授業とは違うと感動したものです。時の為政者がその所有する人間を如何に管理教育するかを考えていた哲学です。
それ以来漢文の授業が大好きになりました。孔子、孟子、荘子など胸をわくわくさせて聞いていた覚えがあります。
他の授業は目新しい所は余りなく中学のおさらいのような感じでした。
当時は単純に性善説に重きを置いていました。しかし年老いた今ではどちらかというと性悪説に傾いています。
それは今の現実を変えたくないという煮え切らない身の保全を真っ先に考えているからです。こうしたら良いと分かっていても
何とかなっていくであろうと安易に考えるからです。
これが人間の弱さです。これがその人の勇気を奪います。結果として知られなければ、気が付いていない振りをすればその場を
逃れる事が出来ると思わせてしまいます。
そうです。人の本性は悪です。今ではそう確信しています。しかし、宗教は人間が発生した時点から有りました。自然が一番の
権力者でした。人は恐れおののいて、敬いました。何とか尊敬して遠ざかることを願い棚に据えました。
しかし、宗教は偉大です。褒め育てを施してきました。それがモーゼの十戒、キリスト教、仏教の教えに見られます。
そうです今で言う倫理です。人のものを盗むな。金、物、女、命。親、娘を姦淫するな。そうです今では常識になっている事です。
生活が安定しているときにはこの常識が守られます。しかし、極限まで貧すると悲惨な事故が発生します。
政策を変えるしか解決の道はありません。むき出しの資本主義を岩盤規制の打破のお題目も許せません。
残るは人間を狂わせる戦争への道しかありません。もうこの道は破滅への道です。若者は正規の職につけない方が多くなっています。
今日のパンは食パン、レーズンパンだけです。後2日あります。ケーキを焼き続けます。

素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい~♪こちらもどうぞ{/m_00