最近になり漸く体調も回復された方が介添えの方とお詣りにお出でくださいました。
人の生き死にとは予想外、当人たちにとっては。
最近になり私も人前で悲しい顔を見せないようになりました。淡々と生活をしています。
この日の夜もお花のお稽古がありました。明日のパンは仕込が出来ませんのでお休みです。
お花の方たちには何の不思議さも感じさせないで過ぎています。
こうして予定通りに事をこなしました。全てを済ませベッドに入りました。
しかし、それからが落ち着きません。生前の家内のことばかりが思い出されます。
また、これからのことを考えます。もう私を継ぐものはおりません。
母親を見送りその後で自身の身の振り方を決めなければなりません。家の中に溢れかえっている
諸々を全て処分していかなければなりません。
子供の幼い頃の服などはやっと整理できた程度です。自分の物、会社の物は大分捨てました。
それでも少なくなった感はしません。2年間の生活で増えたものもあります。
そんな書類なども整理しています。新しく買う物は食料、蝋燭等の消耗品だけです。
お寺様とのかかわりは家内の遺言の一つです。これは守らなければと決めています。
しかし、寂しいものです。励みにはなりません。
ただ、生きていくうえでのリズムを作ってくれます。
ただ、仏の前で頭をたれるのみです。合掌は板についてきました。

素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい~♪こちらもどうぞ{/m_00