負けるな知的中高年◆本ときどき花のちコンピュータ

「知の崩壊」とかいって、いつの間にか世の中すっかり溶けてしまった。
「知」の復権に知的中高年よ、立ち上がれ!

顔立ちで評価される女性は心の醜さにも敏感である

2004年09月26日 | 詞花日暦
自分が……いかにこわい……ばけものか
ということに呆れることが多い
――岡部伊都子(随筆家)

 概して男は顔立ちの美醜をいわれないせいだろうか、自分の心の醜さに鈍感である。逆に女は何かにつけ目鼻立ちのありようで評価されるから、自分の心の醜さには敏感である。男が感じる以上に、心の底にある自分の恐さや卑しさを知り尽くしている。女性が同性にいじわるできびしいのもそのためのようだ。
 岡部伊都子も女性としてもの心つく頃からその事実に気付き、「そういう自分に愛想をつかして生きるのをやめてしまいたいと思う日」があった。涙も流すこともあった。その結果、見出した解決策は「自分の正体」を冷静に見つめ、少しずつでも「自分の描く理想の女性像の方へ近づけて」いくことだった。
 岡部にとって理想の女性像は、「他の人への思いやりをもてる心情が言葉や態度ににじみでる」人。それは取りも直さず、やさしさをいつも心に抱くことである。女性の美しさは目鼻立ちの美醜とは関係ない。顔立ちがさほど整っていなくても、心のやさしさが滲み出るとき、女性の美しさが輝く。

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4 コメント

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こういう人で在りたい (yozora)
2004-09-27 17:40:29
素適な顔をされてる人ですね!

私も少しでも見習えたら良いんですが・・・

鳥肉余り好きでなくて良かった~(肉全般かな?)
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内面を整える・・ (みく)
2004-09-27 23:55:19
岡部さんのご著書はとてもお人柄が溢れていて、楽しくて優しくて好きです。「自分の顔に責任を持つ」と言いますが、男性はいつも素顔で勝負、逃げも隠れも出来ない、ごまかしが利かず辛い所ですよね。 自分との勝負? 比べ、我が女性は、お化粧と言う画期的な商品で顔は覆い尽くされる。少しでも美しくありたい、見せたいと言う願望で。 食は目からと言いますが、しかし見た目だけの料理は飽きてしまう、やはり中身、味ですよね。 内面を整えて行く、表情には心が素直に表れます。 読ませて頂いて、またいつの間にか思い違いをしている自分を反省致しました。
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yozora様 (菅原孝雄)
2004-09-30 13:02:45
PCにトラブル発生! ご返事も投稿も日時があいてしまいました。PCと格闘中です。
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みくさま (菅原孝雄)
2004-09-30 13:05:41
パソコンにトラブル発生。唯一、外部ネットにつなげた端末が2台ともダウン。毎日の投稿も中断しました。金沢の旅はいかがでしたか?
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