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徒花な日々

無趣味な様な、でも多趣味な様な、
でもアツい王道展開は大好きですよ
そんなヤローの日常です

トールギス

2009-06-27 11:30:35 | 日記
先日、私が日参しているブログでちょろっとガンダムネタが出てたことと、
最近ブログの記事がアイマスだらけだったので
ちょっと路線を変えてモビルスーツについて語ってみたいと思います。

で、お題が「OZ-00MS トールギス」
どうでしょう?個人的には結構メジャーなMSなんじゃないかと思ってるんですが、違います?
これは95~96年放送の「新機動戦記ガンダムW」に登場する前半のライバル機ですね。
地球に送り込まれた5機のガンダムの元になった機体という
超絶高性能な機体ながら乗りこなせるパイロットがいないので20年間倉庫に眠っていたという設定。
超絶スペックで設計されたので20年経ってもガンダムを除く地球圏全てのMS以上の性能を持つ機体です。

どんな機体かというと個人的な表現だと漢の機体
「重装甲の機体を大推力で制御する」
単純だけどすごくお馬鹿なコンセプトですよね。
さらにバーニア全開だと一瞬で15Gまで加速する推力かつエアリーズの3倍の旋回力で
並みのパイロットじゃ身体が持ちませんと、ある意味完璧設計ミスだろーって感じでです。
しかし、作中ではゼクス・マーキスというパイロットと出会ったことによって20年の時を経て日の目を見るわけですね。



で、「重装甲の機体を大推力で制御する」という部分がどんだけ凄いことなのかを考えてみると、
歴史上で重装甲で有名な兵器といえばアレです!
戦車界のヒーロー「Ⅵ号戦車ティーガーⅠ」!こいつは馬鹿みたいな逸話が大量にあるドイツが誇る最強戦車です。
前面装甲は敵国戦車の主砲を至近距離で受けてもびくともしないのに
ティーガーの8.8cm砲は敵戦車の装甲を紙の様に貫通するというチート戦車。
トールギスも敵の攻撃で被弾してもびくともしないし、自身の全高にも匹敵する大型の重火器「ドーバーガン」を装備している。
比べると意外と似ているかも。

で、ティーガーの弱点が鈍重だったことなんですが、
(ま、他にも生産性が悪いとか輸送に難ありとか細かいことは色々ありますが…)
トールギスは無茶な推力装置でそれを補っちゃってるワケです。
ティーガーがパンター以上の機動力で戦場を駆け回ったら~
…うん、そりゃー強いや♪
あと、個人的に"重い機体を大推力で動かす"表現として、
トールギスはバーニアが噴射剤を放出してからワンテンポ遅れて加速するんですが、
その重量感の表現もすげー好きです。
車だと四駆の全開走行を見てる感覚に似た感じで。
…そーゆー意味だと車も重い車体をハイパワーで吹っ飛ばして走るのが四駆だなー。

そんな被弾上等!大火力殲滅!鬼旋回性能!な、なんでもアリの機体ですが、
この機体、デザインがまたイイ!
ガンダムWはガンダムはケレン味溢れるデザインばっかなんですが
敵側というか一般MSは工業製品ぽい無骨なデザインの機体ばっかなんです。
トールギスもそんな感じとゆーか、この世界のザク、リーオーとベースデザインは一緒。
無骨な見た目に超スペック、中々に漢の機体だと思いませんか?

実際ゼクスも愛着を感じてたよーで中盤で乗り捨てる際のセリフにその辺りが現れてますね。
主人公側のガンダムパイロットがMSをただの兵器と考えてる描写があるので
ゼクスのこの愛着が人間味を感じれてまたイイ味出してます。