今日は衆議院選の投票日ですね~。
俺はもちろん投票してきました。自分の意志を持って。
今でこそ
「共産主義は戦争以下」とか、
「宗教とくっついてる様な政党は信用できない」とか、
まぁそれなりに政治に対しても思うところがあったりするのですが、
20歳くらいまではありがちなダメダメな考え方をしていました。
それは「どーせ俺一人が選挙に行こうと行かなかろうと世の中は変わらない」
どーです?結構こういう考えに至っちゃうひとっているんじゃないでしょうか?
しかも、若い頃ってそーゆー斜な感じってなんかカッコよく見えちゃうし。
そんな考えから今みたいに真面目に考えるようになったのは
他にも色々な出会いやめぐり合わせはもちろんあるんですが、
最初のきっかけは俺のそんなカンチガイ頭にガツンと一発入れてくれたある本との出会いからでした。
それがこの、小野不由美著「十二国記 図南の翼」というライトノベルでした。
十二国記は7、8年くらい前に結構話題になりましたよね?
これは中華風な架空世に現代の中学生の女の子が飛ばされて~ってのが本筋のストーリーだと思いますが、
この図南の翼は外伝の位置づけですね。
この世界には十二の国があって、それぞれの国の王様はどんな出自であろーと
麒麟という神獣に選ばれた人が問答無用で王様になるという世界なのですが、
(あ、さっき言った本筋のストーリーでも
現代から飛ばされた主人公の女の子が慶という国の王様に選ばれてしまったというお話です。)
で、図南の翼は本編で登場する恭という国の王様、恭国王珠晶(しゅしょう)
(十二歳で王になった史上最年少の王)
その珠晶が王様になるときのお話、つまりは本編からすると過去の話です。
図南の中では十二国記の世界のしくみ、王の役割などを補完していると思うのですが、
十二歳の女の子が王様になれるわけがないって周りの大人に馬鹿にされながらも珠晶が頑張る話だと思っていました。
本編でも結構気の強そうな女の子に描かれていたので。
ところが読んでみると、そんなぬるい話じゃなかったです。
そこに書かれていたのは
物事の見方の様々な側面、
人一人が背負う責任、
大人が失いがちなまっすぐな想い、
そんな色々な要素のの混じった心のモヤモヤする話。
結末を知っている読者は知っています、珠晶が王に選ばれることを。
しかし読んでいるうちにこう思うようになりました。
"珠晶はこの旅の中で王たる器に成長したんじゃないか?"と。
それだけ考えさせられる話の詰まった一冊です。
俺が持ってるwhite heart文庫版だと400ページ以上もあって読むのに気が引けるかもしれませんが、
本当に真面目な話、本気でオススメの一冊です。
特に物語の終盤で出会ったある人に突っ込まれて言った台詞こそが、
俺に人生感すら変えられかねない衝撃を与えてくれました。
それまでの強気な珠晶が口にした本音に、俺は心を揺さぶられました。
人が自分に与えられた責任を果たすとはそういうことなんだ、と。
本当に珠晶の言う通りにするなら俺は選挙に立候補しないといけないのでしょう。
でも、やっぱ俺は珠晶じゃないから、そこまでは出来ないんだ。
だからこそ、最低限の責任として選挙権は放棄しちゃいけないんだと思っています。
そう俺に思わせてくれた「十二国記 図南の翼」は
俺の読んだ本の中でもトップクラスの宝物です。
最後に、珠晶はホントかわいいよ!!
俺はもちろん投票してきました。自分の意志を持って。
今でこそ
「共産主義は戦争以下」とか、
「宗教とくっついてる様な政党は信用できない」とか、
まぁそれなりに政治に対しても思うところがあったりするのですが、
20歳くらいまではありがちなダメダメな考え方をしていました。
それは「どーせ俺一人が選挙に行こうと行かなかろうと世の中は変わらない」
どーです?結構こういう考えに至っちゃうひとっているんじゃないでしょうか?
しかも、若い頃ってそーゆー斜な感じってなんかカッコよく見えちゃうし。
そんな考えから今みたいに真面目に考えるようになったのは
他にも色々な出会いやめぐり合わせはもちろんあるんですが、
最初のきっかけは俺のそんなカンチガイ頭にガツンと一発入れてくれたある本との出会いからでした。
それがこの、小野不由美著「十二国記 図南の翼」というライトノベルでした。
十二国記は7、8年くらい前に結構話題になりましたよね?
これは中華風な架空世に現代の中学生の女の子が飛ばされて~ってのが本筋のストーリーだと思いますが、
この図南の翼は外伝の位置づけですね。
この世界には十二の国があって、それぞれの国の王様はどんな出自であろーと
麒麟という神獣に選ばれた人が問答無用で王様になるという世界なのですが、
(あ、さっき言った本筋のストーリーでも
現代から飛ばされた主人公の女の子が慶という国の王様に選ばれてしまったというお話です。)
で、図南の翼は本編で登場する恭という国の王様、恭国王珠晶(しゅしょう)
(十二歳で王になった史上最年少の王)
その珠晶が王様になるときのお話、つまりは本編からすると過去の話です。
図南の中では十二国記の世界のしくみ、王の役割などを補完していると思うのですが、
十二歳の女の子が王様になれるわけがないって周りの大人に馬鹿にされながらも珠晶が頑張る話だと思っていました。
本編でも結構気の強そうな女の子に描かれていたので。
ところが読んでみると、そんなぬるい話じゃなかったです。
そこに書かれていたのは
物事の見方の様々な側面、
人一人が背負う責任、
大人が失いがちなまっすぐな想い、
そんな色々な要素のの混じった心のモヤモヤする話。
結末を知っている読者は知っています、珠晶が王に選ばれることを。
しかし読んでいるうちにこう思うようになりました。
"珠晶はこの旅の中で王たる器に成長したんじゃないか?"と。
それだけ考えさせられる話の詰まった一冊です。
俺が持ってるwhite heart文庫版だと400ページ以上もあって読むのに気が引けるかもしれませんが、
本当に真面目な話、本気でオススメの一冊です。
特に物語の終盤で出会ったある人に突っ込まれて言った台詞こそが、
俺に人生感すら変えられかねない衝撃を与えてくれました。
それまでの強気な珠晶が口にした本音に、俺は心を揺さぶられました。
人が自分に与えられた責任を果たすとはそういうことなんだ、と。
本当に珠晶の言う通りにするなら俺は選挙に立候補しないといけないのでしょう。
でも、やっぱ俺は珠晶じゃないから、そこまでは出来ないんだ。
だからこそ、最低限の責任として選挙権は放棄しちゃいけないんだと思っています。
そう俺に思わせてくれた「十二国記 図南の翼」は
俺の読んだ本の中でもトップクラスの宝物です。
最後に、珠晶はホントかわいいよ!!