Qatar part of $965m highway project in Bulgaria
EUの最貧メンバー国ブルガリアとトルコを結ぶ300キロのハイウェー建設(9億6503万ドル)にカタール政府が2億ドルの投資保証金を出す。
ブルガリア、トルコ、カタールの三国政府間交渉で実現決定した、PPP方法によるインフラ投資。 長年の切望と尽力にも関わらず、どうしてもEUクラブに入れてもらえなかったトルコと、貧困欧州国ブルガリアを繋ぐロジスティック インフラ建設に、崩れ落ちそうなEU経済に替わってカタールが資金を出す。
EUがトルコ加盟を拒んだ事が、どれほどEU圏経済にマイナスかを、カタールの資金バックで見せ付けたいかの如くに見える共同プロジェクトだ。
イスタンブールとダニューブ河の街Ruseを結ぶ高速道路建設は4年で完成予定。貧困未開発な東欧諸国へのオイルキャッシュ豊富なカタールからの投資で、開発市場活性化、雇用創出に導くが、何処の誰への雇用創出になるのか? EU政府ができない公共投資をカタール マネーの使い回しで実現する。
当のカタール、GCC諸国はもちろん、中東アフリカ全域での若年層無職率は26%を超える現状でも、アラブのマネーはアラブ人材開発のためには使われない。
カタールは今後更に、農業、観光産業、インフラ分野他でブルガリアへ1億2708万ドル相当の投資を続ける予定だと言う。
EU経済弱体化とGCC諸国、特にもカタールからの資金の「投資」と言う名の流用、投資先傾向を観察していきたい。
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