イタリアのイラン原油輸入量増加

Italy increases oil imports from Iran despite sanctions

イタリアのイラン原油輸入量が2月に比べ3月には6%増えた。

ことし始めの3ヶ月の総輸入量も昨年同時期よりも増えている。

 

2012年第1四半期の原油輸入量169万トン

2011年第1四半期の原油輸入量144万トン

 

資源エネルギーに関する報道、情報にもよく注意を払いたい。 大きく報じられる経済制裁の見出し論調には特に気をつけたい。

 

イラン企業代業団がインド訪問

 

Iranian trade delegation to arrive in India for talks on enhanced cooperation

イランとインドの関係には注目したい。国連だけではなくて、米国EUの独自のイラン制裁に、どうしてその他の国々が損害被らなければならないのか．．．とインドはごく当然な文句を言いつつ、イランとのバーター合意や、自国でのタンカー保険も考慮している。更にイランへの輸出市場が開け、イランからのインドへの投資も増える喜ばしい話なのだが、そうは問屋がおろしてくれないクリントン国務長官は早速インドへ圧力を掛けに行っている。イランも負けじと企業団を派遣。ロシア、中国、インド、イランが共同する様な、新ユーラシア構想は欧米には決して許せない動きだ。更にイラクが加わり、日本が加わる事になったとしたら．．．　　未だにイラクが爆弾攻撃され続け、執拗にシリアを叩き続け、ミャンマー懐柔政策の理由は、このユーラシア経済圏構想阻止への西洋の必死の抵抗と言える。　日本の立場そのもの「ガラパゴス的ユニーク」だが、気の毒な程に余りにも運命的だ．．．