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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名を楽しもう 幾つ読めますか 千種,新原,木幡,坂越,杭瀬

2016年10月26日 10時30分39秒 | Weblog
①千種 (JR東海)中央本線。名古屋市千種区内山。市営地下鉄(東区葵)
②新原  (JR九州)香椎線。福岡県糟屋郡須恵町新原
③木幡  神戸電鉄 粟生線。神戸市西区押(おし)部(べ)谷(たに)町木津(きづ)
④坂越  (JR西日本)赤穂線。兵庫県赤穂市浜市
⑤杭瀬   阪神本線。兵庫県尼崎市杭瀬本町(まち)

読みと由来等

①ちくさ 種々の草が生い茂る土地に因む。*千種は「ちぐさ」と濁音で読む地名の方が多い(兵庫県宝塚市千種,福井県小浜市千種,千葉市花見川区千種町など)。
②しんばる 江戸期に新田開発されたことに因むという。九州では,「原」を「バル」や「ハル」と読む地名が多い。
③こばた 駅の所在地は押部谷町木津であるが,木津駅が一つ手前の神戸寄りにあり,同町木幡の外れにあることから,木幡駅になったという(『兵庫県の難読地名がわかる本』)。
④さこし 7世紀の頃,秦河勝(はたのかわかつ)が蘇我入鹿の難をさけてきた地が転訛した説。狭い峠の坂を越えて海岸へ出ることから,「坂越(さかこし)」の約音説などがある(『同上』)。
⑤くいせ 軟弱な低湿地の地盤を固めるため,株(くいぜ)を瀬に並べてたことに由来するという。かつては株瀬,橛(くい)瀬とも書いたが,「くい」に「杭」(国訓)の字が使用されるようになったという。阪神本線で兵庫県最東端の駅。


『難読駅名を楽しむ,和食,糒,飯給は何と読みますか』(筑波書房)参照



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