黄金比

コレをなぜ美しさと結びつけるのかが分からない。もっと困るのがテレビやら書籍やら教育やらで伝承されていく事。ダビンチの「モナリザ」の中にも黄金比が！って、額からアゴ：両頬端の間ってどうなん？アタマのてっぺんからならまだ納得する、そして何だか神殿の壊れた屋根からって、どうなのよ！そんなんなら、どこかには必ず黄金比は存在するやろ？それに僕はBサイズだの、Aサイズだの、アンモナイト（？だっけ？）だのが美しい形と思った事もない。

ところで異性の顔を見て美しいと思うのは、どこを見て思っているのだろう？頭も含めた顔全体なのか、先程のように額からの肌として露出している部分でなのか、もっと狭い範囲内で目と鼻の間などで思うのか、もしくは目などの部分か？自分はどこで感じているのだろうと改めて考えてみると全く分からない・・・どこで美しいと思うのでしょう？
そんな事すら人それぞれの範囲があるはずなのに、勝手に区切って黄金比もないだろうと僕は思うのでした。

それと近い事のような、遠い事のようなものですが、例えば業者さんからの売り込みで「これは今、結構雑誌などでも評価が高くて、都内でもかなり売れてまして、ガツンっと入れてください！」みたいな（例えばですよ、あくまで）、それから「こんな素晴らしい世界的に活躍しているアーティストのライヴ（DJでもいいのですが）、どうよ！」的な高きプライドがムンムンの売り込みとか（例えばですよ、あくまで）、確かにそうなんだろうれど、僕が良いと思うか、ここで売りたいと思うか（もしくは売れるか）、ここで仕事になるかは全く別問題でして・・・全てに通用する基準があるかのような考えを疑ってみないと見えてこない事もあると思うのです。例えば、どこかの地域のスタイルがそのまま別の地で通用するはずもなく、通用する方が歪んでると僕は思うのです。でも実際のところ通用してしまう場合が多いのですが・・・笑。
とにかく僕の場合、そこを理解し合えるようなスタンスの方とじゃないと何かの仕事をする事はないし、ガツンと入れる事も無理なのです。企業のような体力があるわけでもないんだから！ホント。

朝、テレビを付けたら黄金比がどうのこうのとやっていて、そんな事を考えた次第です。
アンモナイト→オウムガイでした。
そしてパルテノン神殿。これの図で言えば土台のどの位置からかね？