黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

親心

2005-02-12 22:28:51 | インポート
doubtmusicの沼田さんからサンプル届く。強いコントラストを持ちつつも、一人のミュージシャンの一貫した言葉が胸に伝わるような作品で・・・まぁ、こちらも自分の耳で確かめてみてください。言うまでもないが、それが音を知る最良の方法です。でも短時間の試聴で伝わることはとても限られているので、何かが引っ掛かったのなら、やはり手に入れてみてジックリとその音と向き合ってみると、もっと多くの発見があるかもしれません。2月20日リリース。

現在のように、店頭で試聴してCDなりレコードを買えることは良いことだと思うし、当然の在りようだとも思う。が、やはりそこにも落とし穴があることも確か。試聴で幅が拡がるのも事実だが、逆に好みだけ追いかけて、視界も出会いも狭くなってしまうというか、ズレがなくなったフラットな世界だけになる場合もある(このインターネット自体にもあてはまる)。話がずれそうだ・・・とにかく僕らの時はジャケ買い当たり前(古ッ)で、勘を働かせ、そのレコードのジャケットに盛り込まれた有形無形(有象無象?)の情報から「あたり」か「はずれ」かを読み取り買っていた。でも、そんな中で自分の価値観の少し外にあった、新しい音と出会って行ったのも事実。
そんなジャケ買いは、ある程度達人の域に入ると的中率は7~8割で、4回戦、8回戦ボーイは5割当たればイイ方。無駄って言えば無駄。でも、以外とそんな無駄から聴く音楽の幅が広がったりもしていた。ない金を出して買ったわけだから「うわ~外れちまったよ~」みたいなレコードも一応聴く、ダメな息子を持った親のように「こいつにもどこか良いところが必ずあるだろ」みたいに、または行った風俗で好みじゃない女性が「ど~ぞ~」と現れ(行ってませんよ!ホントですって!)、一緒に行った奴に「どーだった?」と聞かれ「まぁ、かわいいわけじゃないけど、性格は良かったよ!」と、風俗で性格なんぞ求めてもいないのに、全く的はずれな良いところを見つけだすように。でも、そんなプロセスから多くのことを学んだ気がするし、自分の価値観の少し脇にあるような音楽と出会い、聞く音楽の幅も広がったのは間違いない。
だから、何にでも言えることなのだろうが、無駄をして良い時期っていうのはあると思う・・・まぁ、でも僕も含めて皆、大小はあるけれど限られた中でやりくりしているから、そんなことも言ってられないかもしれないけれど、たまに冒険してみると「ぐぇえーーーっっっーーーーー!」みたいな驚きがあるかもよ。責任持てませんが。


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