黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

真夜中のダンススクール。

2008-09-21 16:02:37 | インポート
道路を2つ挟んだビルの最上階にダンススクールがある。
毎日、夜中の12時、1時を過ぎても、そのフロアーには明かりが付いている。
毎夜毎夜、練習をしている人がいて、そんな遅くまで明かりが付いているのだろか?その割には人影もチラつかない。
そんな疑問をもち眺めていた毎日だったが、昨夜、カーテンをめくりそのビルの最上階に目をやると、カラフルな虹色の光が波打ち、多くの人影が蠢いていた。

ミラーボールと多くの人。
ダンパだ。

付近のネオンも消えた闇の中、最上階のフロアーだけがキラキラと波打つ光とともに浮かび上がっている。
綺麗だ。
不覚にも綺麗だと思ってしまった。実際、昼の表情を知る者として、昼夜のコントラスト、日々眺めている時間の流れにあるその一夜、周辺とのコントラスト、また、そこへ来ている人達への勝手な想像、それら時間の流れ、光の流れが僕の中で撹拌され、勝手な物語が一瞬で構築され「美しい」と感じてしまった。
ただ、やはり「性」のようなものによるコントラストのため、憂いが前面に出ていて、感情には作用してくるが後に尾を引く事はなく、味わえる美しさではない。ないが、その感情に作用する部分を拡大していき、勝手な物語の中で揺らめく光を眺めていると、それはそれで結構楽しいものがある。

それにしても、あのダンスパーティーはいつまで続いたのか?
社交?
社交とはなんぞ?