黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

色とりどりの色

2006-04-16 16:43:44 | インポート
昨夜、知り合いから電話があり、クラブ系のジャンルについて色々と聞かれたのだけれど、現在ジャンルがものスゴく細分化されていて(ジャンルと言うより最早、色の名前みたいなものです。赤とか黒とか白とか)、個人的にはそのこと自体を別に悪いとも思っていなく、いまだに膨大なリリース量の12"シングルの音楽傾向を知る手がかりとしては、ある程度致し方ないと思うし、僕が客であったとしても、単にクラブの一言で括られた中から探すよりは遥かに探しやすいかもしれない。とは言え、行き過ぎもあるかな?例えばプログレッシブ・ハウスとか、それはジャンルじゃないだろうと思うのですが、最早ジャンル化していたり・・・というのもありますが。
ん~~~まぁとにかく、そのような枠組みは音の傾向を知る程度の目安なので、当たり前ですが、そのラインが生きるか死ぬか、もしくは可能性を広げるか狭めるかは、僕のように提供する側と、音楽を聞く側の手のうちにしかないと思うのです。

少し話が逸れましたが、そのジャンルについて問われ、こちらも結構困るものがありました。というのも細分化したものを、もう少し大枠で紹介しようとする時に、同じジャンルであったとしても、そのDJ(もしくはパーティー)の側がどのような立ち位置でその音を選択しているかで、使う言葉が全く異なってしまうからで、例えばエレクトロ・パンク(これ自体がなんじゃ?って感じでしょうが。笑)みたいなものをテクノ的な解釈で使うか、ロック的な解釈で使うかで、その枠を紹介する時に一つの言葉ではしっくり来ないという事が起こってしまうのです。別に全てダンス・ミュージックでイイじゃんとか、それは極端だとしてもテクノ、ハウス、ヒップ・ホップ位で良いんじゃないのというのはごもっともな意見なのですが、現実的には逆に混乱してしまうのが現状です。
クラブに若い子が増えない(一応、仙台で良く聞く話しとして)のも、そんなところに原因があるのかもしれません。求めてるものを探す手がかりが少ないとか、もしくは多過ぎる、そして難しいとか。取りあえず遊びに行ってみるにしても、ゲストもなしで1500~2000円の代金は高過ぎるとか・・・様々な複合的要因があると思うので、簡単には片付けられないのですが、一つの原因である事は確かだと思うのです、僕は。

とにかく今の細分化したジャンル(色)を分かりやすく括り直すのは、とてもやっかいなものではあります。
なので電話で聞かれた時も、結構言葉に詰まる事が多く困りました。笑