黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

タケちゃんマン

2005-11-13 20:29:59 | インポート
ある小学校で豚を飼い、最後は殺して生徒で食べるというのを、教育の一環で行おうとしたというのをテレビで見たけど、それって違うやろ~って。その教師の意図した部分は分かるけど、教育が生きる事より先にきてて、かなり違うんじゃね~のって・・・教育と生きる為の業を、全く同列に考えるなんて・・・現場の事は、よく解りませんが・・・。
まぁ結局自分たちの手で殺す事はせず、養豚業者に渡したみたいだけど、なんか嫌~な感じだった。テレビ的には素晴らしい教育みたいに捉えてた節があるけど、司会者のタケちゃんが「違うんじゃね~の」って立場だったのが救い。

僕が勝手に「荒町のタケちゃん」と呼んでいる、よく帰りの地下鉄が一緒になる、どことなくタケちゃんに似たオジさんがいる。首を左に20度程傾け、小さな咳払いを「コホンコホン」と20秒置きくらいに繰り返し、その後、腕時計をさりげなく見る。それも20秒置きくらいに繰り返す。地下鉄を降りた後も、咳払いを軽く繰り返しながら少し足早に改札を抜けエレベーターに乗り込む。そして首を20度程左へ傾け、少しだけ足早に外へと出る訳だが、出口付近にある市立病院前の信号(病院から道路へ抜ける為の信号)で、赤信号な場合は車の有る無しに関わらず、律儀に青に変わるのを必ず待つ(夜なので病院から出る車がほぼないにも関わらず)。そして小さな咳払いと時間確認を繰り返しながら荒町の闇へと消えていくのでした。一体「荒町のタケちゃん」は、どこからの帰りなのだろうか?
そんな「荒町のタケちゃん」は、いつも同じスーツに身を包み、どこかに品を漂わせ、不思議なダンディズムを醸し出しているのです。僕は偶然「荒町のタケちゃん」を見かけた夜は、どこかホッとした気持ちになれ、ラッキーな気持ちにもなれるのでした。