クリスチャン・マークレーの作品集を見た。

クリスチャン・マークレーの作品集をタックが見せてくれた。いやーちょっとショック・・・すんごい良いというか、めちゃくちゃ凄い。音楽だろうが視覚芸術だろうが、クリスチャン・マークレーそのもの。
昔買った、本物の足跡がベタベタ付いた、足音の入ったレコード（インスタレーション作品をパッケージしたもの）やら、ジャケなしの裸のレコードなど、そのどれもが衝撃だった。目の前にあるものに疑問を持ち視点をズラして見る事で、こんなにも豊かな世界が広がる驚き、そしてユーモアの大事さ、もう教えられた事は山のようにある。そして、音であろうが視覚作品であろうが、何にも属さないような、作品の立ち方にも惚れ惚れする。

日本のどこかで、大きな展覧会やってくれないかな。とても見たい。無理っぽいので作品集を買おう。

黄金と金

世の中は明日より黄金の週間。うちにも黄金が舞い込まないものでしょうか・・・ホント。
金（きん）と黄金の違いは何でしょうか？黄金は金（きん）よりも上の位？金（きん）よりも高貴？金（きん）よりも光り輝きそうなニュアンスはあるけれど、黄金も金（きん）のうち？それとも金（きん）が黄金のうちなのか・・・金（きん）と金（かね）は同じ漢字だが、まるで違う質を持つ・・・ようで実は同じ。金（きん）と金（かね）のどちらが欲しいと１００人に聞いたら、間違いなく「金（かね）」とほとんどの人が言うでしょう。「金（かね）をくれ！」というと何とも下品ですが、「金（きん）をくれ！」というと妙な品が生まれて、少しはもらえそうです。強盗も「オイ！金（かね）を出せ！」とは言わずに、「オイ！黄金出しな！」と凄むと粋でいいんじゃないでしょうか。
これからは金（きん）を「かね」と呼び、金（かね）を「きん」と呼びましょう。なので「あ～金（きん）がないよ～」と嘆き、「柔ちゃん、またもや金（かね）メダル獲得だー！」と歓喜し、「お前の金（かね）玉めちゃ小さいー！」と馬鹿にし、「来週の金（かね）曜日にね！」と彼氏とデートし、湯水のように金（きん）を使わせましょう。

こんな馬鹿げたことを、金（きん）と金（かね）をキーボードで打ち分けている、何とも律儀な僕です。