辞書引く日々

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当確に必要な票数の計算(小学生向き)

2010年07月06日 | Weblog
小学生に、当確まであと何票必要かの計算を説明てみる。

図は、25人のクラスで2人の委員を選ぶ選挙の場合。
現在のところ、18票が開票されて、あと7票の行方が注目されるとする。

Bさんが当確になるためには、あと何票必要か、という問題。



Bさんの敵陣営の気持ちになってみるとわかりやすい。
彼らは全力をあげてBさんを落選させようとしている。
彼らにとっては、Bさん以外なら誰でもいいのである。

「とにかく、AとCに票を集中させるんだ」

と彼らは言うだろう(便宜的に、未開票ぶんを、まだ投票されていないと考える)。現在のところ、彼らの陣営で一番見込みのある二人がAとCだからだ。

Bさんとしては、彼らのこの戦略にギリギリで勝てるラインを確保すればよい。

この戦いがBさんにとっても反Bさんにとっても、ギリギリで進行していくとすると、未開票は、A、B、Cの各氏の得票を揃えるように積まれていくはずである。

そして、最後の一票。これをBさんがいただけば、Bさんは当選できる。これが一番Bさんにとっていちばんギリギリの勝利パターンだ。敵陣営にとっては、Bさんにそれだけの票をとらえたら、残りの票をどう動かしてもBさんを落選させることはできない。

そして、Bさんは、それだけの票に一票とどかないと、確実に勝利できるとは言えなくなる(同数票で決戦投票になる場合は当確とは言わないだろう)。

最後に2票以上残っている場合とか、最初から当確の候補者がいる場合とか、バリエーションはあるが、考えてみればすぐわかる。
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