鉱物の大きな展示即売会といえば、アメリカのツーソンショーや、ドイツのミュンヒェンショーが有名だが、日本でも毎年各地でショーが開催されている。(新宿、大阪、名古屋、京都、池袋 等)
その一つが池袋ショーである。正式には、「東京ミネラルショー」と言う。
今年は第18回で、12月11日(金)~14日(月)の4日間、池袋サンシャイン文化センター2・3Fで開催されている。2Fの第1会場、3Fの第2会場合わせて、国内200、海外74の出店者が勢揃いした、国内でも最大級のショーの一つとなっている。
毎回、会期中の土曜日に、国立科学博物館名誉研究員の加藤昭博士の講演が開催される。講演は2部構成で、各60分づつ。第1部は初級編、第2部が中級編となっている。
昨年は所用で出席できなかったが、それを除く過去10年、毎回聴講している。
今年のテーマは、第1部は「鉱物の存在から何が読み取れるか」、第2部が「鉱物系統分類の活用」だった。
インターネット予約は既に締め切られていたので、当日、開場前から並んで聴講券を購入した。
それにしても、開場前から午後に至るまで、入場券購入者の長蛇の行列には驚かされた。(僕は同好会のWKさんから招待券をもらったので助かった!)
並んでいると、宝塚のSさんがやってきた。Sさんとは1年以上会っていなかったの、久し振りに会えてよかった。
入場してからは、日頃お世話になっている方々のブースを回って、ご挨拶。
あちこち回っているうちに昼前になってしまって、標本を探す時間があまり取なかった。
12:30に講演会のある5Fに行ってみると、同好会のS夫妻、NHさんや神奈川県博の観察会のメンバーなど、知った顔が大勢集っていた。
室内に入ってしばらくすると、黄金沢に一緒に行ったTさんもやって来たので、一緒に聴くことにした。
第1部の「鉱物の存在から何が読み取れるか」は、小学校高学年くらいの男の子も聴きに来ていた。内容は、加藤先生の話としては比較的解り易いもので、サンプルに配布された黄鉱と黒鉱を例にして、鉱物単体および鉱物集合について、その標本が何を語っているかをどう読み解いていくかという内容だった。
第2部の「鉱物系統分類の活用」は、いささか難しく、化学式のオンパレードだった。
異なる系統分類に属する2つの鉱物種の理想化学式を、構造式と酸化物式の2つから見ると共通点が見つかるという内容で、最新の鉱物種の記載のニュースも織り交ぜたなかなか興味深い内容だったが、ノートを取るのに必死で、けっこうきつい60分だった。
講演が終わってから、再び第1会場に戻って、10点ほど標本を購入した。
・布賀鉱山:ストリンガム石
・木浦鉱山:異極鉱
・中竜鉱山:モリブデン鉛鉱
・恐山:重晶石 等。
購入後、Sさんと一緒にTKさんのブースにお邪魔して、暫く話をしてから引き上げた。
それにしても、今日は金曜日と打って変わってえらく気温が高く、大汗をかいてしまった。
フランネルのインバネスコートは不要だった。
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