1月も今日で終わり。
ついこのまえ、正月だったのに、もう1ヶ月過ぎてしまった。
まさしく「月日は百代の過客」だね。
でも、季節は確実に進んでいるようだ。
市の図書館の駐車場の梅がずいぶん咲いた。
でも、ウチの庭の桜は、まだまだ蕾が堅い。
この桜が咲くには、あと1ヶ月半以上はかかるかもしれない。
江戸期の端唄は、よくこの機微を捉えたものだと、しきりに感心する
今日此頃である。
庭の蝋梅は、既に盛りは過ぎて、名残になってしまった。
蝋梅は大好きなので、もっとずっと咲いていて欲しいのに・・・・・
===== おまけ =====
花の写真を撮っていたら、ヒヨドリがやってきた。
蜜を狙って、蝋梅の花を食べるし、メジロなどの小鳥を追い散らすので
あまり好きではないのだが、海外では珍しい鳥らしく、わざわざ見に来る
Bird Watcher もいるらしい。
今年の採集初めとして、栃木県の日光鉱山に行って来た。
今日の相棒も石友のTさん。
3~4年ぶりくらいの訪山かと思っていたが、採集記録をよく調べてみたら、日光鉱山を訪れるのは、なんと2003年8月以来の6年半ぶりだった。そのせいか、正確な場所の記憶がいささか曖昧で、ちょっとまごついてしまった。
それでもなんとか目的の北坑前のズリに到着したのが、8:30過ぎ。
寒暖計を持っていなかったので正確な気温は解らないが、間違いなく氷点下だったと思わせる程、空気は冷たく、手もかじかんでいた。昨年2月に行った豪雪のオスロより寒く感じたが、zippoのhandy warmerをポケットに入れて、採集を開始。
前に来た時は、そこここに青緑色の斜開銅鉱が落ちていたのだが、今回行ってみると、それらしい母岩はおろか破片すらもほとんど無く、孔雀石の緑色も全くと言って良い程見つからないのに驚いた。やはり6年半の歳月は、産地の状況を大きく変えてしまったようだ。
しかたがないので、試掘坑の中を覗いてみたところ、中は異常に暖かく、眼鏡があっと言う間にくもってしまった。入口近くの床面に、水色の針状の結晶があったので持って帰ろうとしたが、かなり脆く、すぐに崩れてしまう。新聞紙で鉢巻を作って標本を巻いてなんとか固定し、かろうじて梱包できたが、無事持って帰れるかが甚だ心配であった。
ここでは、約2時間程探したが、他にたいした成果も無く、残念ながらここは撤収。
無事持ち帰った標本。おそらく胆礬(chalcanthite)だと思う。今回の唯一の成果。
この後、南坑の探査に向かった。前回も孔雀石をいくつか見つけただけだったので、わずかな期待を持ちながら、産地見学のつもりで行ってみた。
気温は相変わらず低く、時折吹き抜ける風は身を切る程冷たかったが、日向に出ると暖かさを感じられるようになったのがうれしい。
広大なズリの風景は、以前と全く変わっていなかった。
しかし、南坑の金網の前まで行ってみたが、こちらも色の着いた石は皆無で、成果無し。ガックリと肩を落として戻ることにした。
途中、日当たりの良い、風の通らない場所でお弁当を食べた。
空の青さと冬枯れの茶色の山のコントラストがとても美しかった。
南坑探査は、採集成果としては×だったが、ハイキングとしては◎であった。
たいした成果は無かったが、好天に恵まれ、気持ちの良い一日を過ごせたのが何よりだった。
===おまけ===
今日、どれだけ寒かったかはこれを見てもらいたい。
まるで髭銀の結晶のような形の霜柱。大きさに注目。
(8:00 日光鉱山北坑に向かう途中)
(13:00 途中の川で見かけた巨大つらら群)
いずれも、理想化学式H2Oの結晶である。これも標本には違いないが、家に着く前に100%確実に溶けてしまう幻の採集品である。
今日は、火難除けのお札をもらいに、目黒の龍泉寺(通称、目黒不動尊)にお参りに行って来た。本当はお不動様の縁日の28日に行きたかったのだが、今月は平日なのであきらめた。
JR山手線の目黒駅で降りて、西側に向かい、行人坂を降りていく。途中に大黒天を祀った大円寺(天台宗)がある。ここは石仏群でも有名な寺である。
不名誉な逸話としては、江戸3大大火のひとつ、「行人坂の火事」の火元がこの大円寺らしい。石仏群は、この火事の犠牲者を弔うためにつくられたものとのことだ。
坂を降りきると、左手に雅叙園が見えるが、その前を通り過ぎると、目黒川にさしかかる。目黒川を渡る為に太鼓橋が架かっている。池波正太郎の鬼平犯科帖には、太鼓橋のたもとに鰻屋があることになっているが、今はスーパーがあるだけ。(10年くらい前までは、確か天麩羅屋があったはずだが、なくなっていた。)
目黒川(太鼓橋の上から北側を望む)
このあたりの両岸には八重桜が植えられていて、4月にはきれいな花が咲く。
目黒不動の参道の途中にある成就院(天台宗、通称、蛸薬師)。
昨年は病づいていたので、平癒を祈願するためにお参りしてきた。
参道には、蕎麦屋、うなぎ屋、和菓子屋などが何軒か並んでいるが、土産物屋などは見当たらず、あまり観光地とは言えそうに無い。
鬼平犯科帖によると、名物は黒飴とあるが、黒飴を売っている店は見つけられなかった。
龍泉寺(目黒不動尊)山門
龍泉寺は天台宗の寺院で、平安時代に開基された古刹である。
時間が早かったせいか、思ったほど混んでいなかった。
池の前の不動明王立像(石不動)
大本堂に向かう石段、男坂。(右手には傾斜のゆるい女坂もある。)
けっこう急な石段で、左右から大木が枝を張っており、なかなかの絶景。
男坂を登りきると、大本堂に行き着く。
(残念ながら本堂内部は撮影禁止だった。)
本堂の裏手には露座の大日如来坐像がある。
お参りをすませた後、目的の火難除けのお札をいただいて来た。
帰りは少し回り道をして、大鳥神社に行き、権之助坂を登って目黒駅まで来た。
しかし、残念ながらカメラのバッテリー切れで、写真は撮れなかった。
また機会があればお参りして、写真を撮って来ようと思う。
今日は七草。したがって、夕食には当然「七草粥」。
塩分の多いおせち料理が続いたので、薄味に仕立ててもらった。
ここ数日、寒い日が続いたので、身体が温まった。
七草とは、春の七草のことで、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)の7種類の野菜と野草のこと。詳しくはGoogleかwikipediaで検索すれば見つかるのでそちらで調べるとよい。
買ってきた七草粥セットには、一応全種類入っていたのだが、はこべがやたらとたくさん入っていて、まるで十姉妹(小鳥)の餌みたいだった。
<おまけ>
年が明けてから、関東南部は連日快晴が続いていて、(その分気温は低いけど)、真っ白に雪化粧した富士山がよく見える。
これは今日(2010/1/7)の10:30頃、会社(東京都港区)の窓から見た富士山。
いずれも普段はあまり人がいないのだが、昨日の愛宕神社同様、参拝の行列が出来ていた。
まずは芝大神宮。
本殿の前で、宮司さんが一人づつお祓いをしてくれていた。
続いて増上寺に向かう。芝大門交差点の大きな門。これが増上寺の総門にあたり、地名の由来ともなったらしい。(車が大門をくぐって行く。なんか不思議な感じ。)
三解脱門。増上寺の中門にあたる(表門は大門)。
日比谷通りに面しているので、交通量はとても多い。
増上寺は浄土宗大本山で、徳川家の菩提寺としても有名。
増上寺本堂。大殿と言うらしい。ここも行列。
すぐ後ろには東京タワーが聳え立つ。
本堂内陣。大勢の僧侶が読経の準備をしていた。
この後しばらくしてから、読経が始まった。
境内では、正月の縁起物、猿回しが大勢のお客を集めていた。
こういう景色を見ると、「あぁ~、お正月だなぁ!」と思う。
そう言えば、最近、獅子舞を見てないなぁ。
どこに行けば見られるのかな?
今日から仕事始め。初日は挨拶だけと思いきや、いきなり全開の通常営業モードでスタートした。こりゃ、今年もたいへんだ。頑張らねば!
という訳で、会社の入口の門松。
昼休みに、愛宕神社に参拝に行って来た。
急な石段(100段近くあるらしい)の下まで参拝の行列ができていた。
普段はあまり人も多くなく、ゆっくり過ごせるのだが、さすが正月。
恐れ入った。
同じ場所を日が暮れてからもう一度行ってみた。
昼間ほど混んではいなかったが、それでもひっきりなしに参拝客が訪れていた。
面白いので写真を対比してみる。(左12:30、右18:15)
石段を登りきったところにある鳥居越しに本殿を望む
本殿(上12:30、下18:15)
庭園の池
都内でも比較的有名な神社だけに、正月は混雑するんだと
今更ながらに知ることができた。
正月の2日は、毎年決まって鹿島神宮と香取神宮にお参りに行くことにしている。
鹿島も香取も武神を祀っている神社で、剣道上達の祈願に行くのだ。
(最近、稽古に行かれないので、いささか面映ゆいが・・・・・)
今年も昨年同様、お天気に恵まれて、絶好の初詣日和となった。
朝早く行けば、さほど混雑も無くゆったりとお参りできるのだが、今年は少し出遅れてしまった。それでも鹿島のいつも行く駐車場にはタイミングよく入れたので、幸先良しと喜んだ。
鹿島神宮の大鳥居
鹿島神宮の楼門(右手の赤いテントは鹿島アントラーズの特設売店)
本殿(太陽が本殿の上で輝いていた)
奥宮に向かう神域の木立(神々しい光に包まれていた)
奥宮(静かな佇まいで心も引き締まる)
御手洗池(奥宮から坂を降りて行く)
鹿園(横の売店で売っているニンジンをあげると争って食べに来る)
さすが鹿島、鹿がたくさんいた。
鹿島神宮での参拝が済んだら、お札をいただいて、次の目的地の香取神宮へ向かう。
やはり例年より2時間遅れだったので、香取の参道はものすごく混んでいた。
渋滞がいつもの2倍で、2.5kmに70分かかってしまった。
朱塗りの大鳥居をくぐり、玉砂利の参道をちょっといったところから本殿参拝の行列ができていて、本殿にたどり着くまでに、さらに60分並んだ。
香取神宮の総門(待ち行列の1/3地点)
香取神宮本殿
香取神宮にも、奥庭に鹿園があるのだが、夕方近くなりいささか寒くなってきたので
今年はお札を頂いただけで、戻ることにした。
我が家の年中行事である初詣ツアー(2日間で2寺3社を回る)を終えると、ようやく新年がスタートしたという気になる。
今年も家族揃って、無事全て回れたことに感謝!