明日から煙草税が増税になる。
それに連れて、タバコの販売価格が一斉に引き上げられることになってしまった!
一律、同じ比率で上がるのかと思いきや、値上げ幅はマチマチである。
総じて、パイプタバコは上げ幅が大きく、スナッフ(嗅ぎたばこ)は上げ幅が小さいようだし、葉巻に至っては、千差万別である。
紙巻タバコでも+100円の銘柄もあれば、+120円のもあり、何がどうなっているんだかサッパリわからない。
悲しいことに、僕の愛喫しているパイプタバコは上げ幅が大きいので、財政上かなりの痛手である。
やむなく自己防衛手段として、買い占めておくことにした。
行きつけのタバコ屋さん2軒に電話して、在庫を確保しておいてもらった。
そのラインナップは次の通り。
【パイプタバコ】
・ミロンガ(ドイツ) 100g/缶 ×5缶
・スタッド オードマルスム(オランダ) 40g ×12個
・ボルクムリーフNo.8(スウェーデン) 50g ×12個
・その他4種
【葉巻】
パンター バニラ 5本入り ×5箱
【スナッフ】
・スナッフ18個
占めて4万円以上。一度にこの出費は痛い。
それにしても、これだけ喫煙者を迫害しておきながら、税金はあてにするなんて、ムシが良すぎるぞ!
そもそも、本当に害があるなら、販売するなよ!
正確な害の実体も解っていないくせに、バカヤロー!!!!!
最近、コールハースやミロンガ、ボルクムリーフNo.8など、甘い系のタバコを好んで吸っていたのだが、少しキツめのタバコが欲しくなって、ドイツのベロウアーズ ラタキアを買って来た。
これは、100%シリア産のラタキア葉で、他の葉はブレンドされていないそうだ。
缶を開けてみてビックリ。なんと、真っ黒!
なんか、パイプに詰めるのが怖いみたい。
でも、せっかく買って来たんだから、思い切って吸ってみた。
見た目の印象よりはずっとマイルドで、だけどコクがあって旨い。
たまにはガツンと来るのもいいもんだ。
ちなみに、最近気に入っているコールハースは、全体に茶色っぽい。
比べてみると面白い。
吸っている本人は旨いと満足していたが、家族全員からくさいとクレームの嵐。
しかたがないので、2階のベランダのキャンピングチェアにもたれて吸うことにした。
気候が暖かくなってきてよかった。冬なら風邪をひくところだ!
ここのところ、甘い系統の葉を多く吸っていたので、少しキツめのラタキア葉のパイプタバコを買うつもりだったのだが、店主に奨められるままに、葉巻を買うことにしてしまった。

フィリピンのLa Flor de La Isabela社のTABACALERA CORONA
(La Flor de La IsabelaとはThe Flower of Isabelaという意味らしい。)
HPは http://www.tabacaleracigars.com.ph/index.htm
フィラー、バインダーにフィリピン産マニラ葉、ラッパーにはインドネシア・ジャワ産 を使用しているとのことで、ジャワ葉特有の甘味のある香りが楽しめるのだそうだ。
やっぱり甘い系が好きなのかな?
こういうのは、ゆったりしないと意味が無いので、休日の朝、時間の余裕がある時に味わってみた。

かなりキツいのを想像していたが、実際はあたりがかなり柔らかく、しつこくなくて気に入ってしまった。
太さは20mm、長さは140mmあり、まさに葉巻らしいので、吉田茂になった気分である。ところが、息子からはカポネと言われてしまった。う~~ん?!
ついでながら、写真の灰皿は去年、オランダのpanterのシガリロの新発売キャンペーンでもらったもの。panterなのでヒョウの足跡を象っている。
いつもパイプタバコを購入している赤坂の店から、新銘柄入荷の案内メールが来たので、早速買ってみた。
ドイツのタバコメーカー、コールハス(Kohlhase Kopp)の新作である。
コールハス 2010 リミテッドエディション 。
缶のデザインは、現代的なアート感覚である。
早速、開けてみる。
フルーツのような、洋菓子のような、およそタバコからはかけ離れた香りがする。
葉は細かすぎず、かつ粗くなく、程よいカットで、全体的にしっとりとした感じ。
販売店のHPの説明文は次の通り。
「パイプたばこの概念からかけ離れた香喫味。今まで経験したことのないテイスト。袋を開けて嗅ぐと上質な酸味と甘みが鼻孔に穏やかに広がります。マスカルポーネ・チーズの香喫味、つまり、ティラミスです。着火後、すぐに口腔内に広がる酸味と甘みは上質で、周囲に広がる香りはティラミスそのもの。ケーシングにフランス産辛口ブランディーのミラベルを使っており、カラメルの喫味は、たばこを燃焼させるときに出るロースト感の副次的効果によるもので、そこまで計算され尽くしたものです。より上級のスイートテイスト・パイプたばこを追求して出来た結果と言えましょう。燃焼性も良く、ストレスなく喫煙していただけます。喫煙後は上品なイタリアンスイーツが後味として残る、秀逸の出来のフレーバーたばこ。缶のデザインは、ドイツベルリン在住の有名デザイナー、クリスティーヌ・ハーバーストック(Christine Haberstock)によるイラストで、中身のたばこだけでなく、製品全体として別世界の雰囲気を醸し出しています。」 だそうだ。
なるほど、ティラミスか。そう言われればそんな気もするが、僕にはフルーツケーキのように思える。
友人のTさんの感想は「紅茶のような香り」だそうだ。
どうやら、人によって受ける印象が異なる、不思議なフレーバーのようである。
缶に入っていたカードにはフレーバーの材料が書かれていた。
ブラックキャベンディッシュ葉, バージニア葉, バーレー葉, ペリーク葉の
4種類のタバコの葉のブレンドにマスカルポーネクリームチーズのフレーバー
と書いてある。
100gで3,500円はいささか高価だが、一度試してみる価値は十分あると思う。
限定品なので、早い目にあと少し購入しておこう。
スヌースとは、粉状にしたタバコの葉を小さな袋に入れて、上唇と歯茎の間に挟んで使うタイプのタバコである。
北欧スウェーデンでは、かなり普及しているらしいが、世界的にはまだまだマイナーなタバコである。
我輩もスヌースのメーカーは、スウェーデンの準国営企業のAB Swedish Match社と、デンマークのV2 Tobacco A/S社くらいしか知らない。
スヌースの特徴は、煙が出ないために周りを気にしないで、いつでもどこででも楽しめること。
(喫煙場所を探す必要がないのがうれしい。)
これは、前に紹介したスナッフと同様である。(2009/12/11参照)
また、火をつけて煙を吸い込むのではなく、ニコチンを口腔粘膜から直接吸収するので、肺や気管支に全く負担を掛けない。
したがって、肺癌のリスクは無い。(ただし、口内癌のリスクはあるらしい。)
しかし、使用中は、鉄漿(おはぐろ)状態になるので、笑ったり、大きく口を開けるのは慎むべきである。
写真の「Göteborgs Rapé 」は、スウェーデン・マッチ社製のブランド。
Göteborgは、スウェーデンの都市「イェーテボリ」のことである。
1年半前にノルウェーに行った時の帰りに、オスロ中央駅から空港行きの特急に乗った際の向かい側のホームに停まっていた電車がイェーテボリ行きだったのを思い出して、なんとなく懐かしくてつい買ってしまった。イェーテボリという地名は、何故か妙に記憶に残っている。きっと、列車が国境を越えるというのが日本人の感覚では、信じられなかったからだろう。
早速使ってみたが、全くタバコ臭くなくて、むしろハーブという感じ。
とは言いながら、正直、かなり「効く」感じがする。
スヌースは家族からも煙たがられないので、なかなか良いかもしれない・・・・・・
これで、今日から僕もスウェーデン人だ!
最近、新発売になったスウェーデン・マッチ社のボルクム・リーフ Special No.8 Mixture。
これは美味い。(ただし、製造はデンマークらしい。)
バニラテイストのフレーバーで、当たりも柔らかく、ふんわりと穏やかな気分になれる。
いつも購入しているタバコ屋さんでお試し用sampleをもらって吸ってみたところ、とても気に入ってしまった。
ご主人曰く、これまでのボルクム・リーフよりも一段階良い葉を使っているとの事だ。
ただし、いささか燃焼速度が早いので、ダンパーでまめに調節しながら吸わないと大切なパイプを痛めかねないので、要注意。
今なら、新発売記念キャンペーンとしてモールとライターのセットが付いてる。
このライターが、なかなかの優れもの。
照射角度が調整できる。
これは良いぞ~!
普通、風邪を引くと喉が痛くてタバコを吸ってもおいしくないものだが、インフルエンザの場合、特に喉が痛いわけでもないので、試しに一番軽いタバコで一服してみたが、いつもの喫味はしなかった。やはりパイプタバコはきついので、完全に治らないとダメかとガッカリ。ましてや葉巻など、言語道断だろうね、きっと。(試してないけど・・・・・)
こんな時お勧めなのが「嗅ぎタバコ(スナッフ)」である。微細に粉砕し、粉状になったタバコの葉に微妙なフレーバーを加えたものを、鼻腔の左右にひとつまみづつ吸い込み、よく揉み込むものだ。
煙が出ないので、最近うるさい受動喫煙もなく、喫煙所を探す必要もないのでとても重宝である。
僕も背広の襟ポケットに1ケース入れて、常に持ち歩いている。
<スナッフ コレクション>

常に背広の襟ポケットに入っているのは右上のポッシェル(独)アプリコット。英国ガーウィッシュ社のレシピに基づいて作られた杏 のフレーバーが効いたスナッフで、かなり気に入っている。日本では比較的手に入り易い銘柄でもある。
スナッフは日本ではあまりおなじみではないが、ヨーロッパ(特に、英、独など)では普通のタバコ屋さんで手に入る。(東京では、葉巻やパイプを扱っているタバコ専門店ならたいてい置いているが、店によって置いている品種は限定されていてまちまちなので、必ずしも欲しい銘柄が手に入るとは限らないので、要注意。)
トーマス・マンのブッデンブローグ家の人々の中では、パーティーや自室でくつろぐ時等にスナッフが登場する。
日曜日の夜、BS-hiで放映されたドラマ「種の起源」の中では、ダーウィン役の俳優が娘にスナッフを手に乗せてもらって、吸っている場面が出てきて、くしゃみを連発していた。
ムーミンに出てくるスナフキン(トンガリ帽子をかぶりパイプを咥えたキャラクター)のスナフは嗅ぎタバコの意味らしい。そのくせ彼は常にパイプを咥えているのは、僕と同じタバコならなんでも好きという証拠だろうか?