東京の鉱物愛好家にとっては、6月は特に重要な時期である。
というのも、東京国際ミネラルフェア(通称、新宿ショー)とミネラルマーケットが同じ時期に開催されるからである。
ミネラルショーというのは、国内外の多数の鉱物標本店、ディーラーが一同に会し、展示即売会を行うのである。
特に海外では、2月のアメリカ、ツーソンショーや、10月のドイツ、ミュンヘンショーはその規模の大きさや展示される鉱物種および質において有名である。
日本でも、全国各地で開催される。
大きなショーは主に次の通り。
4月:石ふしぎ大発見展 大阪ショー(益富地学会館主催)
6月:東京国際ミネラルフェア(東京国際ミネラル協会主催)→新宿ショー
8月:名古屋ミネラルショー(名古屋鉱物同好会主催)
10月:石ふしぎ大発見展 京都ショー(益富地学会館主催)
12月:東京ミネラルショー(プラニー商会主催)→池袋ショー
今年の新宿ショーは、6月4日~8日まで開催されている。
場所は例年と同様、西新宿のホテル、ハイアットリージェンシー東京にある「スペースセブンイベント会場」。
また、6月5日には、ミネラルマーケットが飯田橋のレインボービルで開催された。
こちらは、国内のコレクターの集めた標本の展示即売会である。
したがって、出ている標本も国産のものがほとんどである。
そんなわけで、6月5日に、両方同時に回るべく、行ってきた。
午前中は、まずは飯田橋。
10時開場前には行くはずだったのだが、若干寝坊して、着いたのは11時近かった。
しかし、毎度の事ながら、会場内では久し振りに会う先輩や知人との挨拶が忙しく、
落ち着いて標本を物色できる状況ではない。
今年一番目に付いたのは、江田島の紫水晶。
いくつものブースで並べていた。
ミネラルマーケット(飯田橋)第1会場
ミネラルマーケット(飯田橋)第2会場
午後からは、新宿ショーに行った。
開場はいつもながら混雑していて、通路を通り抜けるのもたいへんな状況。
ここでも顔なじみの標本店のブースをまわって、ひとしきり挨拶して回ってから物色再開。それでも角を曲がるたびに、知った顔に会うので、ちょっと話しては次へといった具合。もちろん、午前中に飯田橋であった顔ぶれもたくさんいた。
新宿ショー
新宿ショー(ディーラーのショーケース)
新宿ショー(ディーラーのブース)
全体的に価格はちょっと前に比べても高めで、欲しいなと思う標本はあっても、手が出ない感じである。
世の中デフレと言うのに、ここだけインフレか?
【おまけ】
新宿三井ビル54Fから見た夕日
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