褐色脂肪細胞を寒冷刺激すると脂肪をヒーターに消費します。30分間その体重差がビフォーアフターで確認できます。
写真のヒトの襟元から背中の熱が風速1秒間に5㎝逃げていきます。熱を逃がすと放射冷却現象が起きて温度を下げます。天気予報でよく使われている言葉ですね。
又、風の強い時は空気が入り背中の温度を下げます。
背中の温度が下げると脊髄の周りにある褐色脂肪細胞を寒冷刺激することになります。
皆さんも痩せるのに褐色脂肪細胞を寒冷刺激すれば効果のある話を聞いたことがあると思います。
NHKの番組でも放映しました。
水に手をつけて軽い寒冷刺激をしてエネルギー(酸素)消費量を見たグラフです。
脂肪を燃焼する酸素のにはが必要ですので数値が上がっていますからヒーターに消費している証になります。
これと同じ実験を背中に寒冷刺激をして30分。しない30分のビフォーアフターを比較したのが下の表です。
体重差が出ます。余談ですが安静時2時間でも差が出ますよ。
褐色脂肪細胞を寒冷刺激する方法は寒中水泳、冷水シャワーなどありますが、同一運動をして30分のビフォーアフターで確認されたのは「背中クールタイ」が初めてです。
30分のビフォーアフターで体重差が出たのは使うエネルギーが違うからです。
1日のエネルギー消費量の割合は安静時(クマさんの冬眠状態)に使う基礎代謝と身体活動量と食事誘発熱産生に使われます。
運動や活動で使うのは身体活動量のエネルギーが優先的に使われます。
寒い環境にすると基礎代謝のエネルギーを使います。体温調節で使うのは基礎代謝のエネルギーですので寒さを負荷すれば運動開始からエネルギーを消費します。この結果がビフォーアフターの体重差に出たのです。
皆さんも着けると同じような結果が出ます。燃焼する環境を着ければダイレクトに脂肪を燃焼します。
エネルギー代謝をするときに褐色脂肪細胞が活性化するようです。
論文などによるとこのエネルギー代謝を繰り返すことでミトコンドリアが増え、褐色脂肪細胞が活性化され生産能力を高めるそうです。
この時に使われるのは基礎代謝のエネルギーですので基礎代謝も高められそうですね。
寒い環境での熱・産生に関する論文です。
出典 東京大学先端科学技術センター
私たちの体には、寒さに反応してすみやかに熱を産生して体温を維持する仕組みがあるの分かりましたね。
これができたら肥満への新規治療法や予防法につながると期待されます。
「背中クールタイ」はミトコンドリアが脂肪をヒーターにします。こんな流れです。
運動・活動で30分~60分着けるだけ、安静時も着けるだけで、デスクワークやテレビ見ながら2時間で効果が!
最後までご覧いただき有難うございました。
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