レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

足立美術館

2010-01-12 | 日々のこと
自宅から約30分ほどのところに、足立美術館がある。
日本庭園の専門雑誌で、2年か3年連続で、第1位となった、庭園と絵画が楽しめる美術館である。

入館料も1回2000円と高いが、6000円払えば2年間フリーパス。
3回行けば元が取れる。
2年間、足立美術館に通えるようにと、願かけのつもりで、昨年秋にパスを購入した。

横山大観の大きな屏風絵「紅葉」。鮮やかな色と大きさに圧倒。
大観の絵の中で、一番好きな絵。

同じく秋の絵で、川端龍子「愛染」。これもいい。
湖面一面に紅葉の葉が敷き詰められ、その中をつがいのオシドリが泳ぐ絵。
たしか切手にもなっていたと記憶している。

上村松園の美人画も素敵だった。

そこに、上村松園の言葉が紹介されていた。

「神仏に祈る、という言葉があるが、何もせずに神仏に祈っていても通じない。
自分のできることを精一杯やってから、神仏に祈る、そこで初めて道も開ける。」

言葉は不確かだが、このような意味だったと記憶している。

鬱々とした気持ちでいた私は、絵とこの言葉で勇気づけられたのを覚えている。


時間の止まったような空間で、一人、庭園の景色と絵画に、身を任せてみるのもたまにはいいものだ。