聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

研修日記 悩める研修医と呼ばれて

2006-07-18 19:23:15 | Weblog
はじめて書き込みます。
突然、某臨床研修センターの指導医につかまりました
インタビューされたので答えていたら自分で書かない?って言われて
書いてます。

今日は救命での研修ライフをお届けします

ここの研修システムはまず自分でしっかり研修目標を立てるところから始まります。私の場合、早めに救命で手技を含めて研修しようと思い、スケジュールを立てました。

えーとまずわたしの一日をご紹介します。

朝6時起床。大人の女性は何かと朝忙しいのです。
朝7時には家を出ます。家は急行の止まる駅の近くで一人暮らし。給与だけでは厳しいので援助してもらってます。あ・・・親ですヨもちろん
朝7時半には病院へ。研修センターに顔を出してから救命センターへ行きます。

朝8時からまずやるのは、研修医同士の申し送りから。必ず朝皆で申し送りをします。
研修は、2交代制。日勤は朝8時から夜8時まで。夜勤は夜8時から朝8時まで。
月に10日づつ、日勤と夜勤があります。土日は働くと翌日休み。
この他にお休みはきちんと週2日まるまる休みです。これはかなり大きなポイントです。

申し送りでまずプレゼンテーション能力が試されます。かなり厳しいかも・・・・

救命での研修は外来での初療(あ、つまり初めて受診される患者さんを診るということ)のみ。
最初は緊張したけど、今はかなり慣れました
だいたい、軽い症状の患者さんは今は一人で診療します。頭痛、腰痛、腹痛などなど。経験すべき疾患はきちんと経験できてます。もちろんいつも指導医の先生がうしろで目を光らせています。あ・・・温かく見守って下さってます(笑)

重症な患者さんの時はチーム医療です。まさに戦場
邪魔しないようにでも、チームの一員として働いてます。一仕事終わると皆で反省。
これがここでの研修の一番のポイント。すぐにフィードバックされます。ほかの研修病院ではどうかわからないけど、少なくともここではすぐにフィードバックされるので、すぐに次の患者さんでの対応を聞かれます。だからすぐに役立つ感じ。
夜間急患センターでひとりで診察するようになるのは、2年目の研修から。これもうれしいもちろんしっかりとしたサポートがあることも観ていてわかります。今から楽しみです。

外来は来るときは来るし、来ないときは来ない。来ないと言っても、そうですね1日3人は初診患者さんを自分だけで経験してます。これを振り返るだけでも大変。もちろんこの他に他の研修医の仲間の患者さんの処置は手伝うから、暇な時間はないって感じですね。

夜8時に申し送りをすれば帰宅。
家に帰るのが9時ごろ。疲れてると外食。気合い入れて自炊するともう就寝。

休みは何してるかな~・・・・寝てる勉強しろって怒られました

最後にコメント書けと言われてので

とにかく楽しいの一言です。
まず指導医の先生が非常に熱心。他の研修診療科も物凄い熱心。とくにポートフォリオでまず診療科ごとにその科で何を学びたいか書いて指導医に見せないと始まらない。最初はとにかく嫌でしたけど、だって面倒くさいしって思ってました
ところが、これは書くと全然違う。だってその先生毎に対応が違うわけですから。もちろん研修終了時には感想を書く。そうすると何が出来たかすぐにわかる。次につながっている研修だと思います。強制的に言わされてないですヨ。
ほんとにすぐにフィードバックされるのは自信になります。
それと手技も学べる。静脈ルート確保するにもきちんと指導されます。
ほんと1年目でも救命で初診がまかされるだけでもすごいと思います。女医さんも関係なく働けるので安心。
なぜ悩める研修医か・・・いろいろ躊躇してしまうじゃないですか、それで悩める研修医と呼ばれてます(う、これでばれるかも)

そうですね、強いて改善して欲しいことを言うと・・・・
白衣が女性用になっていない。大きいんですよ全部。もう少しサイズ小さいのが欲しい。
お願いします。

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