カタクリの花

　　　　　 写真だけでしか見た事がないカタクリの花に初めて出会った。
　　　　　長野県白馬村姫川源流の湿原。ここはバスの時間調整の為に、
　　　　　特別に寄り道してくれたおまけの場所。
　　　　　２輪草や水芭蕉も沼地に咲いていて心が洗われた。その他にも
　　　　　長野オリンピックスキー会場跡にも寄ってくれた。
　　　　　スケジュール表にない場所、２箇所は思わぬサービスで大得。
　　　　　予想された渋滞に巻き込まれなかったから時間が余ったそうだ。
　　　　　大きな旅行会社ではこんな小回りの効く配慮は望めなかった？

　　

雪の大谷

　　　　　アルペン越えでは富山から長野に抜けた。立山駅から２番目の駅が
　　　　　室堂。そこで雪の壁を見物した。有名だから大抵の人はテレビ等で
　　　　　見た事はあると思う。標高2430m、壁の高さは今年は14m、目前の
　　　　　山も深い雪で埋もれている。そんな桁違いの雪の多さに私はただ
　　　　　驚くばかり…。３cm位積もっただけで騒いでいるのが恥ずかしい！
　　　　　１年の半分を雪に埋もれる北国の生活は同じ日本でも全然違う筈？
　　　　　大変と思うけど、雪が降らないと水不足など障害が出るとの事。
　　　　　無駄な物などこの世にはひとつも無いと言う事らしい。
　　　　　雪の表面の汚れは中国からの黄砂が原因だそうだ。これも驚いた。
　　　　　
　　　　　

写真の整理

　先日の旅行で下手ながら写真を沢山撮ってきた。
　普段はPCに入れっぱなしだったり、PC同士の送受信で済む場合が多い。

　しかし今回は同伴者がPCと無縁の人、それで印刷して差し上げた。
　もらってくれた人は「記念になるわぁ」と喜んでくれた。

　特別に手間がかかる訳でなし、費用とても高が知れている。
　簡易アルバムに貼って、入場券なども適当に差し込んだりした。

　作りながら旅行の事など思い出し、楽しんだ。
　こんな作業は久々、子どもに戻ったように夢中になっていた。
　
　PCに溜めたままの自分の分も整理しなくちゃ…。

かみそり事件

　３日目、亭主はかみそりを前日の宿に置き忘れたのか失くしたのか？
　髭づらをさらしていた。「かみそり何処へやった？」と私のせいにする。

　バスで移動中、間近にいる私の目に汚い髭面が目立って困った。
　「汚いねぇ、何とかならないの？」と言いたくはないが口にでる。

　彼の髭は熊五郎のあだ名の如く並みじゃない、普通の剃刀では歯が立たぬ。
　愛用のじゃなくてはならない。白髪交じりの無精ひげは山賊みたい。
　
　その内、お互いに不機嫌になってしまって…爆発寸前。
　折角の旅行だからと気を取り直して小康状態を保ってきたが…。

　帰宅した途端、カバンをひっくり返して調べる亭主、何も出てこない。

　

　

ジャンパーの処分

　今回の旅行は冬支度が必要、リュックと大型バックの重装備。
　チャックが千切れそうなくらいに荷物を詰め込んで出発した。
　
　夫は自分の体だけ運ぶのに精一杯、運び屋としては当てに出来ない。
　行く先々でお土産などが増える。増えた分だけ減らさなきゃぁ…。
　
　山は思っていたほど寒くなく好天に恵まれて快適だった。
　山頂付近で羽織っていたジャンパーも不要なぐらいの暖かさ。

　宿に戻ってジャンパーとトレーナ（シャツ）を捨てる事にした。
　２着ともお気に入り、だがもう十分に着古した物だから惜しくない。

　忘れ物と間違われるかもと思いつつゴミ箱へ。ジャンパーさんご苦労様！

　
　

　

　

団体旅行

　旅行は２泊３日のバスツァ。メインは立山雪の大谷ウォーキング。
　
　今までの旅行は例えツァーでも夫婦１部屋での申込だった。
　しかし今回は２組５名同室（料金が割安になる）なので不安が一杯。

　短時間ならば大丈夫だが日がな一日、それも３日間となるとどうだろう？
　私はある程度自信があるが、夫は人様に合わせられるだろうか？

　もめ事が生じないかと賭けのような気持ちで出発した。
　結論から申せば「案ずるより産むが安し」だったのでほっとしている。

　二人だと夫婦喧嘩になりかねない場面も人様の手前、抑える事も出来た？
　天候にも恵まれたし美しい雪山も見られたからHappy。でも気疲れした～。
　

　

旅行の準備

　明日、早朝出発で立山アルペンツァーに行ってきます。
　２家族で２泊３日の予定。久々の泊まりがけの旅となる。

　旅行説明書には真冬の支度が必要と書かれていた。
　平地では夏日でも立山は積雪状態だとか…？
　
　私が冬物を用意していたら、夫が大袈裟過ぎるのではと笑う。
　「大は小を兼ねるのよ。暑ければ脱げばいいけど反対は無理！」
　
　無駄になるかも？と思いつつ、寒がりの私は用心深く色々詰め込む。
　旅行の荷物は少な目に、スマートに、このモットーが今回は崩れそう？

　全荷物を持ち歩く訳ではないから、安心を優先させる事にした

　
　
　

金魚の糞

　朝から晩まで１日中、顔を会わせている我ら夫婦。
　久しぶりの亭主の外出（高校野球観戦）は半日と言えど大歓迎。

　鬼の居ぬ間に用事を済まそうとがぜん張り切る。
　掃除をしたり冬物の片付けをしたり仕事も溜まっている。

　普段の私は酸素不足の金魚みたいに溺れかけている？
　別にこき使われる訳ではないが、マイペース型だから一人が好き。

　サラリーマンの奥さんみたいに朝送り出すと夕方まで自由の人が羨ましい。
　亭主には悪いけど、べったり側におられると邪魔だし迷惑に感じる。
　
「死なれたら寂しいものよ。後悔するわよ」と未亡人には脅されているが？　



　

簡単明瞭に！

　温泉の出入口に張り紙が貼ってあった。
　休日変更のお知らせ。祭日と重なるからとか、掃除の日だからとか…。

　要領の得ないダラダラ書き。さっと読んだだけでは分かにくい？
　料金所で「結局、何日が休みなの？」と聞いた。

　「書いてある通りです」と受付嬢は同じ文を読み上げた。
　「不親切な書き方だわ。もっと誰でも分かるように書いてよ。」

　意地悪で文句を言うのではない。その後の対応も鈍すぎる。
　カレンダーに○とか×をつけるとか、箇条書きとかの工夫が欲しい。
　
　事務的な用件は簡単明瞭が大切！あれを書いた人の顔が見たい。

定食屋ごっこ

　「今日のランチは千円頂きます」「７８０円だよ！」

　「筍御飯・刺身・煮物・酢の物・漬物・お味噌汁・デザートは苺、
　おまけに柏餅も付いているのよ。そうそうコーヒーもね。外で食べると
　１２００円以上は取られるわよ」

　「いつものラーメン定食でよかったのに、あれは幾らだっけ？」
　「麺類が好きねぇ。中華物は野菜たっぷり、でもカロリーオーバーが問題！」　

　我が家の昼時の会話はこんな調子、勿論金銭のやりとりなどないけど。
　夜はお酒を飲むと副食だけの亭主、だから昼が食事らしい食事となる。
　　
　お盆に小奇麗に並べて出すと定食屋さんみたい。つい金額を提示したくなる。


　

ファツションショー

　衣類の整理がてらファツションショーを一人でした。
　昨年は確かこれで似合っていたと思うのに何か変？

　体重は若い頃からあまり変化はないが、体型は微妙に変わっている？
　自分では気がつかない所に年齢は出てくる。隠しようもないと居直る。
　
　組み合わせを考えながら来たり脱いだり…飽きずに頑張っていると、
　「何やってんだ？散らかして…」夫が顔をのぞかせて聞く。

　「見ての通りよ。衣装持ちは悩むのよ」おどけて答える。
　「古い物はいい加減に処分したら？」毎年同じ事を言われる。

　有りあわせ利用はお手のもの…お洒落は身だしなみ、それなりに楽しい。

　

　

ハイビスカス

　花屋さんでハイビスカスの育て方を教わった。
　買った時の鉢は小ぶりだから、まず植え替えて欲しいとの事。
　
　地植えにすれば根が張って大きく成長するけれど、一年で終わり。
　鉢植えならそのままの程度だが、何年も花を咲かす事が可能だそうだ。

　今まで何回かプランターでは育てた事はある。でも数年で痩せてくる？
　地植えは未経験。大きく成長するのなら魅力あると心が動く。

　亭主に「どっちが好い？」意見を求めると予期に反して鉢植え。
　言いなりになった訳でもないが、地面を考えて同意することにした。

　赤は元気をもらうようで好き。鉢に植えて日当たり良好の場所へ。

　
　
　

坊主誕生

　散髪から戻ってきた亭主は少し興奮気味。
　「こんなになっちゃったよ。丸坊主にされたよ」
　
　マルコメ味噌（CM）の子どもと同じ、青光りのスキンカット。
　「何よ、それ？坊さんか刑務所帰り？」思わず口走ってしまった。
　
　「俺の言い方が悪かったのかな？全部刈れとは言わなんだのに散髪屋の親父め」
　「怒らなかったの？まあ元に戻しようがないけれど」と私はあきれるのみ。
　
　「あっと思った時はもう遅かった。でもこれも可愛いだろう」だって。
　どう見ても可愛くなんかない！丸い漬物石がドカッと乗っている感じ。

　髪の毛はその内伸びて来るだろうけど、当分帽子は必需品？
　

無料の花

　 　 花市が開かれていたので見に行った。色とりどりの草木が一杯、
　　　どれも欲しいが庭が狭いのでハイビスカス他少しを買い求めただけ。

　　　帰りかけると店の外側に枯れる寸前の切花がバケツに入っていた。
　　　「ご自由にどうぞ」と張り紙されていたので、「もらってもいいの？」
　　　と店員さんに聞いたら黙って肯いた。
　　
　　　さすがに売上に響くからか目立たない所に置かれていたが…。
　　　古くて売り物にならない、もらってもゴミになるかも知れない代物。
　　　だが捨てられなくて良かった。命あるものだもの大事にしてやりたい。
　　　汚い所を除けて活けた。今日で3日目、花弁が散りつつある…。