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菜の花忌のこと

2022-03-07 21:22:36 | 映画DVD&本
菜の花忌とは、司馬遼太郎の忌日 2月12日をいう。
菜の花を好んだことと、菜の花の沖という本のタイトルから名づけられた、そうです。

毎年、司馬遼太郎をしのぶシンポジウムが開かれているそう
先月の菜の花忌は、『胡蝶の夢』ー新型コロナ禍を考えるをテーマに医師澤芳樹、作家澤田瞳子、漫画家村上もとか、歴史学者磯田道史の4氏が、コロナ禍と医療を『胡蝶の夢』から考える、それぞれを語ったそう(3月1日新聞記事から)

『胡蝶の夢』ではコレラが流行し、公衆衛生について書いてあったと思う
医者が病気を治すことはほんの少しの部分で、大事なことは病気にならないように衛生や健康法を指導することが主な医者の仕事だと・・・・・(関寛斎は『命の洗濯』を出版して、海水浴や森林浴を勧めている)



司馬遼太郎が、医師たちの視点で幕末を見ることによって、封建制度がどんなふうに崩れて行き、身分制度から意識が変わっていく様を描いていることは、さすが司馬遼太郎!と今さらに思い至る

若い医師たちが蘭方医学をオランダの軍医から学ぶ事が、自然にオランダ市民の考え方が伝わっていく@@
『胡蝶の夢』に巡り合って、読むことができてほんとに良かったと思う




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