『れんげ荘』の続編2冊目?2巻目?・・ここから『物語』のタイトルがつく📖
年金生活者ならぬ貯金生活者を始めて3年が過ぎた
キョウコは48歳
冒頭、大きな地震!東日本大震災と思われるところから物語が始まる
幸い古~いアパートれんげ荘は倒れずに残った🏡
外出していたクマガイさんはれんげ荘が潰れちゃってもう住めないのではないかと、ドキドキしながら帰って来た
不動産屋のおじさんも心配して自転車で駆けつける
何しろ、アパート代が都内のこの地の利で3万円という所は、見つけられないだろうから、引き続き住んでいられることは月10万円の貯金生活者キョウコにとって大事な事
ここに住み始めたころは、世の中から置き去りにされたような気持になったり、社会人としてこのままでいいのかと思ったりしたが、今は慣れて暮らしやすく満足している
そのころ市役所から、どうして働かないのかとか家賃はどうしているのかとか電話が来た
そして話を聞きたいから役所に来てほしいと
区役所としては区民に働いてもらって税金を納めて欲しいという立場らしい
ある日大きな刺繍の作品を抱えた女性グループを見かけた
その時キョウコはその刺繍にとても興味を持ち、時間はたっぷりあるのだから、何もない部屋を飾るタペストリーを自分で刺したいと考えて、制作し始める