書店の成風堂が舞台のミステリーシリーズで3冊目に出版された本『サイン会はいかが?』2冊目は『晩夏に捧ぐ』というタイトルのようです。(近いうちに読みたいな)
書店での5編の出来事が書かれていて、それぞれの事件が1冊目の『配達あかずきん』と同じようにとても暖かく面白い^^
ほとんどのミステリーを推理し解決するのが、成風堂書店にバイトに来る大学3年生の多絵ちゃん。頭が良くて、自分をしっかり持っていて性格も強い&小柄で可愛くて・・・・という人物設定の彼女、私の中で思い浮かぶ人がいて、なんだか笑っちゃいます。
それだけ、作者の人物描写が巧みなのでしょう。
事件に関わる人が書店に訪れると、必ず服装を頭から靴までしっかり書いてあり、イメージが作り易いんですね。
異業種の裏側を知るのも興味深くて、書店の仕事の大変な事などを具体的にさりげなく書いてあって上手いな!と思う。
5編の中でタイトルにもなっている『サイン会はいかが?』が一番面白かった^^