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辛そうで
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少し辛い大人の世界。

歴史の過ち。

2005年08月24日 | 映画とか本とか。

どもども。

最近、某店長の組んださっぱりワケ分からんシフトにより、
連休ばかりで本ばかり読んでいるonD☆賢ブリです。

外に出らんと、朝まで本読んで夕方まで寝ています。


あ、でも、さっきまで絵描いてました。
引っ掻き絵。
まず、クレヨンで画用紙に好きなように色を塗って
それを黒いクレヨンで塗りつぶす!!これでもか!!!ってくらい。
それから、爪楊枝とかで黒いクレヨンを削って絵を描くんですね~。
幼稚園でやりませんでしたか?


あ、そうそう。本の話。


『ナチス狩り』という本。


最近買って読んでる本です。(読むのが遅くてまだ読んでるんですが;)


丁度、買ったのが15日の前後くらいでした。

今年は戦後60年ということで
例年にも増して、戦争の話を耳にしたような気がします。

だから、ナボコフを選ばずに
こちらの本を購入してしまったのかも知れません。


この本は、どちらかというと戦後の話がメインです。

「【ナチス】狩り」という題名からも察しがつくとおり
戦中、ドイツによって虐げられていたユダヤ人の復讐劇です。しかも実話。



強制収容所の悲惨な描写は、ほとんど描かれていませんでしたが
数多く作られた映画や、テレビ、平和学習で見てきたことを思い出しながら読むと、


復讐に駆られた彼らの行動は(その狂っていた時代の直後では)

(あっていい筈が無い)『正当な殺人』だったのかも知れません。

詳しくは触れませんが…
食事中に読むと、胸焼けがします。



しかし、ナチスによる大量殺人もその復讐も
過ぎた戦争自体も

過去のものではありますが
決して消えるものではありません。

引っ掻き絵のように

間違ってしまっても、また黒く塗りつぶしてリセットすることなど出来ないのです。


故意にしろ、過ちにしろ、
生まれるずっと前に出来てしまった傷が深すぎることを
今年もまた痛感するのでした。




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