

日本の食糧自給率は、カロリーベースで 40%以下と言われています。 国内の食料は、半分以上 輸入に頼っている事になります。 それでも、流通(輸入)が円滑に回っていると、何の支障もないと思います。 しかし 我々の胃袋に、得体の知れない外国産の食品を、日々取り込むのですから不安です。 安さだけを求め 農薬 や 遺伝子組み換え を含む、安全・安心を無視した食べ物はご免です。 そう言えば、中国産の「毒入りギョウザ」「腐ったミンチのハンバーガー」など、思い出したくない事例が多々ありました。 それでも 政府は、食糧自給率を上げる方策など、全く 無関心 の様です!
人々の健康を守るのは、クスリではなく安全な ‟食” と認識して欲しいものです。 正しい食があれば、健康を維持し病気に罹らない体つくりが可能です。 こんな事例があります。 30年ほど前から ペットの イヌ や ネコ の寿命が、2倍(10歳⇒20歳)になった事実です。 寿命とは、自然の摂理です。 エサ(ペットフード)の品質向上が、生きる原動力になるのです。 ペットの食も 我々の食も、同じ環境に居るのですから 大同小異では?
北海道の総人口は 500万人強で、食糧自給率は 180%弱です。 計算上、400万人分 ほどの余力(供給力)がある事になります。 しかし この数値は暫定で、農業従事者の 高齢化 と 跡取り不足 が深刻で、近い将来 激減する公算が高いと言われています。 それに 輸入関税の撤廃(TPP)が決まれば、少なくとも農畜産業者は大きな打撃を受けます。 農業に夢を持てなくなれば、生産は一挙に半減します。 直ちに打開策(国策)を取らなければ、日本の 安全な食 は大きく衰退すると思います!
北海道農業の歴史は 150年と短く、寒冷地における稲作(米)が軌道に乗ったのは最近です。 昔の米は 不味かった! 内地米(コシヒカリ・ササニシキ)に比べると、雲泥の差があったのは確かです。 しかし 永年の農業研究者の尽力で、北海道米 の品質は格段に向上しました。 今では、他県の方に食べて貰っても、決して恥ずかしくないと思います。 ただ 安い外米を輸入し、北海道米が売れなければ、農家の生産意欲が 減退します。
* そう言えば、農林1号 “ササニシキ” が、市場から消えています。 30年以上前は、東北の米として 人気がありました。 品種改良したとしても、ブランド名が 突然無くなったのは 不思議です!
そんな中、北海道の果物の生産が 俄に活気付いています。 山梨県の大手ワイン会社が、‟地球温暖化” を想定しブドウの生産拠点を、日本海に面した余市町に移しています。 東北大震災(原発事故)で 福島県亘理町を追われたイチゴ農家は、噴火湾に面した伊達市でイチゴの生産を始め、大きな成果を上げています。 北海道は 札幌市以外、全ての市町村が 過疎化しています。 今後 北海道の大地を、本州の農家が活用するのも有効策だと思います。 もし 移住するのでしたら、タダ同然で貸し出す農地は無数にあります。
「札幌ドーム」は、2001年に完成しているので、今年で 20年目になります。 プロ野球 北海道日本ハムファイターズ の、本拠地と認識している方は多いと思います。 しかし、サッカーリーグ コンサドーレ札幌 の名乗りが先です。 元々「札幌ドーム」は、サッカー場として 見切り発車したのです。 道民は、札幌市の無謀な計画としか思えませんでした。
札幌市の郊外、豊平区羊ケ丘に建つ「札幌ドーム」は、ゼネコン 大成建設 と 竹中工務店 が請け負い 約 422億円で造られました。 高いか安いか分かりませんが、鉄筋コンクリートと 集成材 を用いたドーム構造で、雪の多い札幌の気候に対応できる設計になっています。 基本的にはスポーツ専用スタジアムですが、スケジュールの空白期間には イベント や コンサート にも対応しています。 敷地面積は、305,000㎡・収容人数は、最大で 5万人です。
そんな「札幌ドーム」も、2016年の ‟ファイターズ・日本シリーズ 優勝” の後、自前の球場を建設する構想を発表しています。 理由は「札幌ドーム」の使用料(年間 13億円)が高い事と、グラウンドの天然芝に拘ったとされています? 札幌市 及び 道民 にとって、青天の霹靂でした! 「‟ファイターズ” が、札幌から離れる」 一体 何処に行くのか?
◎「北海道ボールパーク」イメージ
新球場は、札幌市の隣「北広島市」に決まりました。 「札幌ドーム」から12キロほど南ですから、距離的に近い場所でした。 新千歳空港に近くなったので、対戦チームの移動には有利です。 開業は、2023年3月(二年後)予定です。 名称は「北海道ボールパーク」で、敷地面積 36,700㎡・ 建設費(5~600億円)は、‟日本ハム”・‟北広島市” の合資と ‟ふるさと納税” 頼りと言うのですから、多少不安が残ります。
それ以上 不安なのは、‟日本ハム・ファイターズ” の成績です。 ここ数年 低迷が続き、新球場建設の(期待)気運が盛り上がりません。 その原因は、‟アメリカ大リーグ” への登竜門と化した チーム事情があります。 「ダルビッシュ 有」「大谷 翔平」「有原 航平」など 主力投手を、簡単に手放しては チームが強くなる筈がありません。 親会社「日本ハム」の意向であれば 仕方がありませんが、現「栗山 監督」の采配ならば 問題が残ります。 ファンとして、目をつむる冪でしょうか?
私は 野球が好きで、シーズン中は 観戦を楽しみにしています。 最近 ‟ファイターズ” の試合は、応援する力が湧きません。 なぜかと言うと、勝負への執念を 感じないからです。 対戦相手の力が 上がったのか? 強かった ‟ファイターズ” は、今 何処に!
2023年「北海道ボールパーク」‟幕開け” は、是非とも「稲葉 篤紀」を監督に招き、‟心機一転” 日本一を目指して欲しいと願っています。