エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

北海道 の ‟物産”

2021-04-06 08:18:55 | 日記

日本の食糧自給率は、カロリーベースで 40%以下と言われています。 国内の食料は、半分以上 輸入に頼っている事になります。 それでも、流通(輸入)が円滑に回っていると、何の支障もないと思います。 しかし 我々の胃袋に、得体の知れない外国産の食品を、日々取り込むのですから不安です。 安さだけを求め 農薬 や 遺伝子組み換え を含む、安全・安心を無視した食べ物はご免です。 そう言えば、中国産の「毒入りギョウザ」「腐ったミンチのハンバーガー」など、思い出したくない事例が多々ありました。 それでも 政府は、食糧自給率を上げる方策など、全く 無関心 の様です!

人々の健康を守るのは、クスリではなく安全な ‟” と認識して欲しいものです。 正しい食があれば、健康を維持し病気に罹らない体つくりが可能です。 こんな事例があります。 30年ほど前から ペットの イヌ や ネコ の寿命が、2倍(10歳⇒20歳)になった事実です。 寿命とは、自然の摂理です。 エサ(ペットフード)の品質向上が、生きる原動力になるのです。 ペットの食も 我々の食も、同じ環境に居るのですから 大同小異では?

北海道の総人口は 500万人強で、食糧自給率は 180%弱です。 計算上、400万人分 ほどの余力(供給力)がある事になります。 しかし この数値は暫定で、農業従事者の 高齢化 と 跡取り不足 が深刻で、近い将来 激減する公算が高いと言われています。 それに 輸入関税の撤廃(TPP)が決まれば、少なくとも農畜産業者は大きな打撃を受けます。 農業に夢を持てなくなれば、生産は一挙に半減します。 直ちに打開策(国策)を取らなければ、日本の 安全な食 は大きく衰退すると思います! 

◎ 北の大地「北海道」人口 500万人強

北海道農業の歴史は 150年と短く、寒冷地における稲作(米)が軌道に乗ったのは最近です。 昔の米は 不味かった! 内地米(コシヒカリ・ササニシキ)に比べると、雲泥の差があったのは確かです。 しかし 永年の農業研究者の尽力で、北海道米 の品質は格段に向上しました。 今では、他県の方に食べて貰っても、決して恥ずかしくないと思います。 ただ 安い外米を輸入し、北海道米が売れなければ、農家の生産意欲が 減退します。

そう言えば、農林1号 “ササニシキ” が、市場から消えています。 30年以上前は、東北の米として 人気がありました。 品種改良したとしても、ブランド名が 突然無くなったのは 不思議です! 

そんな中、北海道の果物の生産が 俄に活気付いています。 山梨県の大手ワイン会社が、‟地球温暖化 を想定しブドウの生産拠点を、日本海に面した余市町に移しています。 東北大震災(原発事故)で 福島県亘理町を追われたイチゴ農家は、噴火湾に面した伊達市でイチゴの生産を始め、大きな成果を上げています。 北海道は 札幌市以外、全ての市町村が 過疎化しています。 今後 北海道の大地を、本州の農家が活用するのも有効策だと思います。 もし 移住するのでしたら、タダ同然で貸し出す農地は無数にあります。


北海道の物産 】 日本全体

農産物 ジャガイモ(81%)・タマネギ(59%)・牛乳(53%)・小豆(93%)・小麦(73%)・カボチャ(48%)・スイートコーン(46%)等

水産物 昆布(86%)・サケ・マス(86%)・ホタテ(76%)・サンマ(45%)・ウニ(55%)・タラ(82%)・ホッケ(99%)等

北海道の農水産業は、数量ともに潤っている様に感じます。 しかし、‟加工食品”・‟外食業”・仕出し業”・‟惣菜業” の多くは、‟国産品” を嫌い ‟輸入品” を求める傾向があります。 安さだけを追求すると、日本の農水産物は 市場から敬遠され、益々生産力が低下します!

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